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深い中庭のある家

CUON韓国文学の名作 005

出版社名 クオン
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-910214-40-5
4-910214-40-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 361P 18cm

商品内容

要旨

朝鮮戦争休戦の翌年、小学校を卒業したばかりの“僕”は、各地からの避難民で溢れる大邱で暮らすことになった。混乱した社会で生きる人々の哀歓が“僕”の周囲で起きるさまざまな事件とともに生き生きと描かれている。発表から三十余年を経て、今なお読み継がれるロングセラー。

出版社・メーカーコメント

休戦直後の混乱の最中あの深い中庭のある家で避難民も夢を追っていた朝鮮戦争休戦の翌年、小学校を卒業したばかりの〈僕〉は、各地からの避難民で溢れる大邱で暮らすことになった。混乱した社会で生きる人々の哀歓が〈僕〉の周囲で起きるさまざまな事件とともに生き生きと描かれている。発表から三十余年を経て、今なお読み継がれるロングセラー。..............................................「CUON韓国文学の名作」はその時代の社会の姿や人間の根源的な欲望、絶望、希望を描いた20世紀の名作を紹介するシリーズです

著者紹介

金 源一 (キム ウォニル)  
1942年、慶尚南道金海市進永で三男一女の長男として生まれ、慶尚北道大邱市で育つ。ソラボル芸術大学、嶺南大学を経て壇国大学大学院で修士号を取得。1966年、大邱毎日新聞の新春文芸に「一九六一年、アルジェリア」が当選し、翌年『現代文学』に長篇『闇の祝祭』を発表して作家としての活動を始める。朝鮮戦争前後の世相を描く“分断小説”を多数執筆した。現代文学賞、韓国小説文学賞、黄順元文学賞、東仁文学賞、李箱文学賞などを受賞。銀冠文化勲章を受け、現在は韓国芸術院会員
吉川 凪 (ヨシカワ ナギ)  
仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学を専攻。文学博士。金英夏『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)