• 本

書いてみた生活史 学生とつくる民俗学

出版社名 実生社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-910686-13-4
4-910686-13-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 204P 19cm

商品内容

要旨

ようこそ、豊穣な「もうひとつの歴史」の世界へ。生活史/ライフヒストリーを書くことは、個別バラバラな、一人ひとりの人生の断片を拾うことだ。それはめぐりめぐって、この世界に必要なはずの多様性への寛容や忍耐といったものを少しずつ育んでくれる。京大ほかで年間500人が受講する、人気講義を味わう!

目次

第1話 私みたいな者と話していると、あんさん笑われるから離れてくれ
第2話 朝こっぱやくから起こさいで、晩げもの、台所のいろいろの仕事して、小さぐなって居でるわけや
第3話 こんな戒名を付けられるためにこの子に名前を付けたんじゃないっ
第4話 うちももう私か次ぐらいで終わりだろうなと思って。だからアエノコトも止めた
第5話 店のことが全部終わったらな、まず家の中片付けて、旅行に行こうと思ってんねん
第6話 ばあちゃんは、じいちゃんに日本一の砲手になってほしかったんやけど、じいちゃんは人間らしい生活がしたいっていうて聞かんかった
第7話 私は、要らん子やったんよ…母ちゃんは私を堕ろそうと必死やった
第8話 じいさんとキラキラしたベッピンが、七輪はさんでお肉食べよってな、小春ばあさんがその七輪蹴飛ばしたのはよう覚えとらあ
第9話 ただの迷信だけど。これが実際につけてみると治ってしまって、ほんとに不思議
第10話 あしびーがいか やーぬーそーが
第11話 行きなさい、このままここにいたらダメになるから
第12話 「可愛い子になるように」と纏足用の布を巻こうとして幾度となく怒鳴られたり
第1講 生活史レポートの書かせ方―とある民俗学講師の試み
第2講 生活史レポートの無謀と野望―柳田民俗学を「追体験」する
第3講 道産子が民俗学を学んで『ライフヒストリーレポート選』を編むまで

著者紹介

菊地 暁 (キクチ アキラ)  
京都大学人文科学研究所助教。1969年北海道生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)