• 本

沈黙

改版

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2003年5月
ISBNコード 978-4-10-112315-8
4-10-112315-2
税込価格 594円
頁数・縦 312P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • このテーマは深い、ふかい、フカイ・・・

    遠藤周作氏の名前は知っていたが、作品に目を通すことは今まで一度もなかった。が、私の憧れの人の愛読書ということで、この「沈黙」を読んでみた。一度ではよく理解できず、2、3度読むうちに、何かとんでもなく大きなテーマ、答えのないテーマだと気付かされた。主人公のロドリゴの行動は、私にはとうてい理解できず、ラストにはとてもせつない気持ちになった。日本で宗教といえば、生活に深く根付いていないイメージが強かったので、この本に出会って、ショックを受けた。自分の命を懸けての信仰など、考えたこともなかったので、とても考えさせられた。海外でも多くの人をひきつけたということだけあって、一読の価値はかなり大きい。私の心に響く一冊となった。

    (2004年9月27日)

おすすめコメント

神様って、いないんじゃない? という疑問を、ここまで考えぬいた人達がいる。  島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。