
蒼い瞳とニュアージュ
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2003年9月 |
ISBNコード |
978-4-09-386124-3
(4-09-386124-2) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 253P 20cm |
商品内容
要旨 |
歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店勤務の女性たち、そのPTSDを予防するためにひとりの臨床心理士が派遣された。ところがその人物は、弱冠二十五歳、渋谷ギャル系のファッションに身を包んだ派手な女性だった。彼女の名は一ノ瀬恵梨香、言葉づかいから挙動まで、まるで礼を失した態度に警察や司法関係者は面食らう。しかし、その飄々とした仮面の下には、彼女の驚愕の能力が隠されていた―。日本を震撼させる“手製爆弾テロ”を阻止せんと立ちあがった内閣情報調査室の宇崎俊一と、一ノ瀬恵梨香の奇妙な関係。やがてふたりのあいだに、信頼と情愛に似た複雑な感情が交錯する…。第三のカウンセラー・一ノ瀬恵梨香登場。読む者を夢中にさせる波乱のサイコサスペンス最高傑作。 |
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おすすめコメント
『催眠』嵯峨敏也、『千里眼』岬美由紀に次ぐ第三のカウンセラー登場!!新宿・歌舞伎町のビル火災で、黙秘する目撃者の証言をいとも簡単に引き出した臨床心理士の一ノ瀬恵梨香。内閣情報調査室に所属する宇崎俊一は彼女の力を借りて、首都を一瞬にして葬り去る可能性を持った新型爆弾の探索に乗り出した。前作『千里眼のマジシャン』とは趣を変え、人間の心理を手際よくストーリーに絡ませたその趣向は、処女作『催眠』に通じるものを感じさせる。
出版社・メーカーコメント
内閣調査室の宇崎俊一は、新宿・歌舞伎町で起こったビル火災の取調べで、風変わりな臨床心理士・一ノ瀬恵梨香を知る。黙秘を貫く4人の女性従業員を前にして、一ノ瀬恵梨香はいとも簡単に彼女たちの心を開き、犯人目撃の有力情報を引き出す。一方、首都を一瞬にして葬り去る可能性を持ったベルティック・プラズマ爆弾を、個人で開発したという遺言を残し自殺した男がいた。果たして爆弾はほんとうに完成されたのか、内閣情報調査室は秘密裏に探索を始める。爆弾の存在と行方を突き止めるため、宇崎は一ノ瀬恵梨香の力を借りようと彼女に接近するのだった…。 前作『千里眼のマジシャン』とは趣を変え、人間の心理を手際よくストーリーに絡ませ、処女作『催眠』に通じるものを感じさせる意欲作です。