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65 27歳の決意・92歳の情熱

出版社名 中央法規出版
出版年月 2003年12月
ISBNコード 978-4-8058-2420-7
4-8058-2420-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 234P 19cm

商品内容

要旨

“後悔”のない人生とは?仕事、結婚、家族、老い、死…。世代を超えて、注目の2人が“人生の選択”を語りあう。

目次

クレッシェンドの人生
『生きかた上手』がベストセラーになった理由
『五体不満足』が戦後2番目のベストセラーになった理由
自然に任せるという生き方
スピリットの重要性
人生の枝を増やしていく
道は拓くのではなく、できていく
若い人たちからもらうエネルギー
スポーツライターという選択
目が見えないよりはいいか?〔ほか〕

おすすめコメント

“後悔”のない人生とは?仕事・結婚・家族・老い・死・・・世代を超えて、注目の二人が“人生の選択”を語り合う。

内容抜粋

本書「あとがきにかえて−日野原重明から乙武洋匡への手紙」より

君は対談の中で、「白いキャンバスにまだ一筆目が入れられていない」と言っていたね。それは、君が人生のデビューともいえる第一幕でベストセラーとなった本を出し、日本中の人が君に注目していることを重く受け止めていることと無縁ではないと思うけれど、君の前途は長くつづくのだから、高い空から地上を望むように広い地面を視野におさめ、ゆっくりと考え、進んでいってほしいと思う。対談の中ではいつも、君の背後におられる君のお母さんやお父さんの姿が私の瞼の裏に感じられました。ベストセラーを出版し、他の同年齢の若者より大きなアドバンテージを持った君に、「二、三年、じっくりとこれからを考えた方がいい」と手紙をくれたお父さんは君にとても良い影響を与えているように思うし、また、君が四肢なく生まれた時に「まあ、かわいい子」と喜ばれた君のお母さんにも、お会いしたい気持ちで一杯です。そのようなかけがえのない両親の愛をもっともっと多くの子どもたちに知ってほしいと思うのです。

著者紹介

日野原 重明 (ヒノハラ シゲアキ)  
1911年、山口県生まれ。1937年、京都帝大医学部卒業。1941年、聖路加国際病院に勤務。内科医長、院長などを歴任し、現在、同名誉院長・理事長、聖路加看護大学名誉学長。人間ドック、ホスピスケア普及に尽力するなど、医師として常に時代の先を見つめ活動してきた。2001年には中高年からの生きかたを説いた『生きかた上手』(ユーリーグ)を刊行、ベストセラーとなる。1999年、文化功労者
乙武 洋匡 (オトタケ ヒロタダ)  
1976年、東京都生まれ。大学在学中に『五体不満足』(講談社)がベストセラーとなる。卒業後、「スポーツの素晴らしさを伝える仕事がしたい」との想いから、『Number』(文芸春秋)連載を皮切りに執筆活動を開始。スポーツ選手の人物像を深く掘り下げる眼に定評がある。2002年8月にはワールドカップ31日間の記録を書き下ろした『残像』(ネコパブリッシング)を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)