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虚妄の成果主義 日本型年功制復活のススメ

出版社名 日経BP社
出版年月 2004年1月
ISBNコード 978-4-8222-4372-2
4-8222-4372-9
税込価格 1,728円
頁数・縦 244P 20cm

商品内容

要旨

気鋭の東大教授(経営組織論)による初の本格的な批判。揺れる企業トップ、悩める人事、落ち込む一般社員におくる、「成果主義」の愚かしくも、無惨な正体。

目次

第1章 日本型年功制のどこが悪いというのか(成果主義の赤裸々な実像
日本型の「年功制」とは ほか)
第2章 日本的経営の評価をめぐる右往左往(けじめはつけておかねばならない
いい加減に懲りるべきではないか? ほか)
第3章 人が働く理由を知っていますか?(仕事への思いを解剖する
自発性は信用しうるか ほか)
第4章 未来の持つ力を引き出す(今何が本当に必要なのだろう
「見通し」が与える活力 ほか)

出版社
商品紹介

揺れるトップ、悩める人事、落ち込む一般社員におくる、東大教授(経営学)による「成果主義」爆撃の書。学問的、かつエピソード仕立ての読み易さを賞味あれ。

おすすめコメント

揺れるトップ、悩める人事、落ち込む一般社員におくる、学問的立場からの初の「成果主義」粉砕の書。著者は、経営学・経営組織論を専門とする気鋭の東大経済学研究科教授の高橋伸夫氏。精力的な企業フィールドワーク、実態調査に基づく実証的な研究、鋭利な理論構築で知られる。その高橋教授が、学問としての経営組織論の最新の定説を踏まえながら、様々な企業現場でのエピソードもまじえつつ、軽妙な語り口で「成果主義」の無惨で愚かしい正体を解き明かす。草木もなびくその流行、普及を目の当りにしながも、長く「成果主義」への疑念が頭を離れなかったサラリーマンが本書を読み出せば、平明で説得的な内容に魅せられて一気に読了し、必ずや仕事への勇気が与えられるはずである。

内容抜粋

本書「はじめに」より

私がこの本で主張していることは簡単なことである。日本型の人事システムの本質は、給料で報いるシステムではなく、次の仕事の内容で報いるシステムだということである。仕事の内容がそのまま動機づけにつながって機能してきたのであり、それは内発的動機づけの理論からすると最も自然なモデルでもあった。他方、日本企業の賃金制度は、動機づけのためというよりは、生活費を保障する視点から賃金カーブが設計されてきた。この両輪が日本の経済成長を支えてきたのである。「賃金による動機づけ」という呪縛から抜け出してしまえば、本当のことが見えてくる。今からでも遅くはない。従業員の生活を守り、従業員の働きに対しては仕事の内容と面白さで報いるような人事システムを復活・再構築すべきである。それは「日本型年功制」の究極の姿でもある。

著者紹介

高橋 伸夫 (タカハシ ノブオ)  
東京大学大学院経済学研究科教授。専門は経営学・経営組織論。研究課題は日本企業の意思決定原理、組織活性化。1957年生まれ。小樽商科大学卒。筑波大学大学院社会工学研究科単位取得。学術博士(筑波大学)。東北大学経済学部助教授、東京大学教養学部助教授、東京大学経済学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)