
家守綺譚
| 出版社名 | 新潮社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2004年1月 |
| ISBNコード |
978-4-10-429903-4
(4-10-429903-0) |
| 税込価格 | 1,980円 |
| 頁数・縦 | 155P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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奇怪が心地よい 「本屋大賞候補作品」
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おすすめ度
- けやき書房 (大阪府堺市中区)
亡くなった友人宅の家守をする小説家が体験する奇奇怪怪なことがらを綴る。季節の遷り変りを美しく描写して心地よい。流れるような文章で不思議な世界に自然に引き込まれてしまう。
(2005年2月28日)
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おすすめ度
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商品内容
| 要旨 |
たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。 |
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| 目次 |
サルスベリ |
| 出版社 商品紹介 |
庭池電燈付2階建・汽車駅近接・四季折々草花鳥獣河童小鬼人魚亡友等々豊富。それはつい100年前。新米知識人の「私」と天地自然の「気」たちの交歓録。 |


おすすめコメント
四季折々、仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼、等々々・・・。それは、つい百年前の物語。天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭・池・電燈つき二階家との、のびやかな交歓の記録。