• 本

共犯マジック

徳間文庫

出版社名 徳間書店
出版年月 2004年10月
ISBNコード 978-4-19-892139-2
4-19-892139-3
税込価格 576円
頁数・縦 278P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 曰くつきの本と犯罪を巡る連作ミステリ

     ありとあらゆる幸福をすべて否定し、この世に起こり得るであろうすべての不幸と災いを予言する謎めいた占い書《フォーチュンブック》。この書をきっかけにした自殺が相次ぎ、《フォーチュンブック》の存在は社会現象になった。書店の販売自粛、取次の取り扱い拒否により、やがて全国の書店から姿を消した《フォーチュンブック》だったが、長野県松本市内にあるM書店では販売が続けられていた。
     それぞれのエピソードが緩やかにリンクし、やがて壮大な真実が浮かび上がる。本書は曰くつきの本と犯罪を巡る連作ミステリです。決してそういうタイプの作品は少なくないが、そんな中でもかなり個性の強い作品になっています。読者は、いくつもの違和感を抱えたまま、最終話に辿りつくことになる。意外な真相はその違和感のほとんどを取り除いてくれるのだが、ミステリとして一番大きな違和感(曖昧な表現になって申し訳ないのですが……)だけは取り除かれない。それが独特な余韻を生み出し、本書を忘れがたいものにしているのではないでしょうか。

    (2017年3月21日)

  • 人の不幸のみを予言する占い書≪フォーチュンブック≫を手にした人々は、運命に導かれるように犯罪に手を染める。それぞれ別の事件だったものが、やがて驚愕の結末へ。

    (2014年5月2日)

他の書店レビューを見る

商品内容

要旨

人の不幸のみを予言する謎の占い書「フォーチュンブック」。偶然入手した七人の男女は、運命の黒い糸に絡めとられたかのように、それぞれの犯罪に手を染める。錯綜する物語は、やがて驚愕の最終話へ。連作ミステリーの到達点を示す傑作長篇。

著者紹介

北森 鴻 (キタモリ コウ)  
1961年、山口県生まれ。駒沢大学文学部歴史学科卒業。編集プロダクション勤務、フリーライターを経て、’95年、『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。’99年、『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞(短篇部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)