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空間管理社会 監視と自由のパラドックス

出版社名 新曜社
出版年月 2006年9月
ISBNコード 978-4-7885-1016-6
4-7885-1016-2
税込価格 2,592円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

本書では「都市・住まい・メディア」という日常生活に馴染み深い社会的な空間を対象として、具体的な事例を交えながら話を進めていく。本書全体に共有された問題関心は、現代における「空間と自由」との関係を解き明かすことにある。

目次

1 都市の自由とまなざし(公共空間の快適―規律から管理へ
ストリートの快楽と権力―消費社会のスペクタクル)
2 住まいのポリティクス(囲われる空間のパラドックス―分類化する社会
デザインされる空間―視線と集合住宅)
3 メディアの自由と不自由(ネット空間と自由の可能性―繋がりの構造
空間と表象の暴力―自閉する私的空間)

目録情報

現代に自由は可能か?空間を管理する新たな権力の誕生を都市/住まい/メディアの視点で読解。(社会図書総目録より)

出版社・メーカーコメント

現代社会における空間は、現れ方/生きられ方/作られ方において変貌を遂げつつある。そのことを議論の出発点として、本書の論考は進められる。その際に私たちは「空間管理」を問題意識として共有することにした。そこに込めた意味は大きく二つある。ひとつは、潜在的な脅威や危険を見張ることが日常化している監視社会の状況を読み解くことを目指した点である。二つ目に、空間をくまなく監視することが、不自由や息苦しさだけでなく、安全・安心を確保することで楽しさや快適さを人々に約束している現実に、目を向けたいと考えた。現代における空間をめぐる両義性を捉えるための言葉が、『空間管理社会』という本書のタイトルにほかならない。(「プロローグ」より)

著者紹介

阿部 潔 (アベ キヨシ)  
関西学院大学社会学部教授。専門は社会学、メディア/コミュニケーション研究。「安全・安心」を合い言葉に進む監視強化の動向に対して、身体感覚レベルでの違和感を出発点に、他者との邂逅をもたらすような「空間の自由」について思考を巡らせている
成実 弘至 (ナルミ ヒロシ)  
京都造形芸術大学芸術学部助教授。専門は社会学、ファッション文化論。20世紀のファッションと身体の文化史に取りくんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)