• 本

バーボン・ストリート・ブルース

ちくま文庫 た55−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-480-42430-3
4-480-42430-X
税込価格 778円
頁数・縦 271P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • グラス片手に

    飄々とした風貌と歌でファンを魅了してきた、高田渡さんのエッセイ。子供の頃の極貧時代と、ヘソ曲がり傾向のある性格の話。物議をかもした曲「自衛隊へ入ろう」の話。高石ともや・岡村信康のように時代が要求する歌ではなく、普通の人々の生活を歌に、という想い。ツアーで全国を巡り、出会った人達との思い出。始めは自分で詩を作っていたが、現代詩に惹かれ曲をつけるようになった話では、その詩を消化して歌えるようになるまで何年もかかる、という苦労も伺える。肝臓を患いながらも、酒を友として歌い続けるその姿が大好きだった方々、是非ご覧下さい。

    (2008年5月12日)

商品内容

要旨

フォークソングが一世を風靡した頃、奇妙な曲「自衛隊に入ろう」が話題になった。「あたりさわりのないことを歌いながら、皮肉や揶揄などの香辛料をパラパラふりかけるやり方が好き」な高田らしいデビュー曲である。以後、世の流行に迎合せず、グラス片手に飄々と歌い続けて40年。いぶし銀のような輝きを放ちつつ逝った、フォークシンガー高田渡の酔いどれ人生記。

目次

序章 自衛隊に入ろう
第1章 貧乏なんて怖くはない
第2章 初めてのレコードからかれこれ三十年
第3章 普通の人々の生活を歌に
第4章 旅のおもしろさはなんといっても人と街
第5章 文化鯖が大好き
第6章 「街の記録写真家」
第7章 今日も僕は「いせや」で焼酎を飲む

おすすめコメント

ガンコであり続けた男のあっぱれ人生を描く。流行に迎合せず、グラス片手に飄々とうたい続け、いぶし銀のような輝きを放しつつ逝った高田渡の酔いどれ人生、ここにあり。

著者紹介

高田 渡 (タカダ ワタル)  
1949年、岐阜県に生まれ東京に育つ。中学卒業後、昼間は印刷会社で働き夜は定時制高校に通う生活を送る中、アメリカのフォークソングに傾倒し曲を作りを始める。68年、フォークキャンプで『自衛隊に入ろう』を唄い注目され、翌年『高田渡/五つの赤い風船』でレコードデビューを果たす。自作のほか、演歌師や山之口獏をはじめとする詩人の現代詩に曲をつけるというスタイルを確立。そんな独自の手法でフォークソングを次々と送り出し、40年近く全国各地で唄い続けた。05年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)