• 本

終の住処

出版社名 新潮社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-10-317711-1
4-10-317711-X
税込価格 1,296円
頁数・縦 142P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 祝!芥川賞 20数年間の夫婦の日常を描く

    祝!第141回芥川賞受賞。他作品を圧倒して選考委員の賞賛を集めた。お互い30過ぎで付き合い、なんとなく結婚してしまった夫婦の20数年間の日常生活を描く。といっても11年間は一言の会話もなかったと一言ですまされている。語り手である夫は、なんでも論理的にとらえ、妻はいつも不機嫌であった。夫の不倫。娘の誕生。11年の会話なき生活の後、マイホームを建てる。海外勤務の後、夫を待っていたものは?
    改行の少ない、あくまで論理的な文章であるが、描写が優れていて読みやすい。

    (2009年7月24日)

商品内容

文学賞情報

2009年 第141回 芥川賞受賞

要旨

妻はそれきり11年、口を利かなかった―。芥川賞受賞作「終の住処」、書き下し短篇「ペナント」収録。

おすすめコメント

妻はそれきり11年、口を利かなかった――。過ぎ去った時間ほど、侵しがたく磐石なものがあるだろうか。ひとは、過去に守られているのだ――。30を過ぎて結婚した男女の、遠く隔たったままの歳月。ガルシア=マルケスを思わせる遠大な感覚で、人の幸不幸を超越して流れてゆく時間と、この世の理不尽と不可思議をあるがままに描きだす。第141回芥川賞受賞の瞠目の才能!

著者紹介

磯崎 憲一郎 (イソザキ ケンイチロウ)  
1965年、千葉県生まれ。早稲田大学商学部卒業。2007年『肝心の子供』で文藝賞受賞。2008年『眼と太陽』が芥川賞候補に。2009年『世紀の発見』刊行。同年『終の住処』で第141回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)