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阪急電車

幻冬舎文庫 あ−34−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-344-41513-3
4-344-41513-2
税込価格 576円
頁数・縦 269P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全6件

  • たまたま乗った電車で、たまたま言葉を交わし、人生が変わる! なんてことが起こる!! それぞれのドラマが実にいいっ! 特に、女子高生えっちゃんの恋バナ! こんな話が聞こえてきたら、絶対笑っちゃうよ!

    (2013年9月21日)

  • 関西で実際に運行している阪急電車が舞台のなんだか胸がきゅんとするお話です。

    ただ、たまたま電車の車両が一緒になった行きずりの関係。
    そこには様々な人間の様々な人生の機微がありました。
    電車の中で出会った恋の終わりと始まり、人の成長。
    もっと電車に乗りたくなる、人の出会いを大切にしたくなるそんな作品です。

    (2013年5月12日)

  • 小豆色の筐体につまっている”愛”の物語。

    京都河原町から神戸三宮まで、関西地方の中心を結ぶ阪急電車。
    その小豆色の躯体は美しく、街中、山間。橋の上、どんな景色にもよく馴染みます。

    この小説は阪急電車のなかで起こる数々の人間ドラマと奇跡の物語です。
    若い人の悩みや恋。
    働く人の苦悩と喜び。
    家族が抱くさまざまな感情。
    色んな想いが交わり、合わさり、爽やかな感動を生み出しています。

    どちらかというと、異空間の小説というイメージのある有川作品のなかで、ちょっと味が違います。
    でも日常のちょっとしたことの中にある感動を味わいたい方々、是非読んでみてください。

    (2012年8月26日)

  • 電撃文庫がデビュー作とは信じられません!

    素晴らしい。「ブックセンターほんだ」さん「明文堂」さんのレビューを読んで買いました。ほぼミステリーしか読まない私でも彼女の作品の虜になりました。読みやすく男女問わずに読める本です。いろいろな女性が登場しますが、どの女性も強い女になってしまうところが、男から言わせてもらうと怖いですね。私もドSなので彼女たちに共感できる部分かなりあります。草食系男子には是非読んでもらいたい1冊です。

    (2010年9月9日)

  • 有川作品を人に勧めるなら、この作品は5本の指に入ります。

    タイトル通り関西にある「阪急電車(今津線)」が舞台の小説です。
    ・図書館でよくみかける女の子と偶然同じ車両に乗り込んだ征志。女の子が見つめる先にあったものとは?
    ・孫娘と電車へ乗り込んだ時江は、いわくありげなドレス姿の女性と遭遇。
    ・「討ち入り」成功の翔子。帰りに立ち寄ることになった駅にあったものは?
    ・短気で暴力的な彼と別れられずにいるミサの一大決心のキッカケになった女性とは?
    等々、駅ごとに乗り込んだ人々の偶然の出会いから織り成すエピソード。そこから動き始め分岐点を向かえた人々の線路はどこへ向かって行くのでしょうか。
    「そして折り返し。」
    ここからが、さすが有川浩。ヤラれます。
    小さな出会いも大きな出会いも、互いに影響され人々はつながって行くものです。つながった瞬間、ニヤリとします。
    ちなみに、「甲東園」編の、えっちゃんの彼氏のお話は実話だそうです。有川先生が今津線で乗り合わせた女子高生の会話だったとか。笑わせてもらいました。
    これを読んだら、電車に乗っている間を睡眠時間に当てるのが凄く勿体なく感じてきました。

    (2010年8月13日)

  • パスタは少し芯を残した状態で茹で上げ盛り付けなどをしている間に丁度よくなる。しかし有川作品の女性たちは、かなり芯がある。これでもかと主張しており魅力的である。そんな彼女たちの人生が阪急電車内でほんの少し絡み合う。スッキリ爽快、ほんわかニコニコ、胸がギューっと締め付けられる程痛くもあり羨ましくもある。もはや説明不要、「有川浩」というジャンルの連作短編集。

    (2010年8月9日)

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商品内容

要旨

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

おすすめコメント

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるちょっと気になるあの人だった……。電車に乗った人数分の人生が少しずつ交差し、希望へと変わるほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

著者紹介

有川 浩 (アリカワ ヒロ)  
高知県生まれ。『塩の街』で電撃小説大賞“大賞”を受賞して2004年デビュー。『植物図鑑』は第1回ブクログ大賞小説部門“大賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)