• 本

下町ロケット

出版社名 小学館
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-09-386292-9
4-09-386292-3
税込価格 1,836円
頁数・縦 407P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全6件

  • 男のお仕事小説で会社小説。でも難しくないですよ。

    第145回直木賞受賞作。かつてのロケットエンジン開発者・佃が、挫折から家業である町工場の経営者に転身。取引会社との取引中止や、ライバル会社の法廷戦略の標的になりあわや倒産の危機!そんな状況を切り抜けた矢先、諦め切れなかった「ロケットを飛ばす」という夢を叶えるチャンスが巡ってきた!?彼の会社に次々と問題が持ち上がるたびに「どうやって解決するの!?」とハラハラ。解決すれば一緒にホッ。

    (2014年3月18日)

  • いまさらながらですが、直木賞をとるだけの作品でした。

    サラリーマンの方々、この本を読めばやる気が沸いてきます。所詮小説の中の話と言われるかもしれませんが、忘れかけた「情熱」「ロマン」が身体の奥底よりじわじわときます。本を読んで心が豊かになるとはまさにここのことだ。佃社長はじめ社員がひとつになったときの会社は本当に強い。そこらの分かった事のように書いてある自己啓発本よりもこの作品をお薦め致します。

    (2012年1月28日)

  • 下町ロケット

    話題の直木賞受賞作がこれ。昨年秋の発刊以来、今もなお売れ続けている。人間味たっぷりのビジネス小説。舞台は下町の町工場。中小企業のメンツと意地をかけた日々を送る中、特急をめぐって法廷闘争やドンデン返しが繰り広げられる。モノ作りに情熱をかける町工場の空気感がたまらない。ロケットを作ってしまおうというのだから、男のロマンってやつを感じずにはいられない。

    (2011年9月25日)

  • 下町中小企業ど根性物語

    下町の町工場でだってロケットの部品は作れるんだ!!その誇りと意地を存分に見せてくれた痛快な物語。不況で取引先が離れていったり、なんだかわかんない訴訟に巻き込まれたり、大手企業から下僕のような扱いを受けたり…でも、自分たちの誇りだけは失わず、自分たちのスタイルを貫いた先に見えたものは予想以上の大きな世界だった。社長の佃航平は元宇宙開発機構の研究員だった。夢見たことはロケットを飛ばすこと。そんな夢に付き合わされる羽目になった社員たちは…経営者から読むもよし、宇宙好きから読むもよし、社員の立場から読むもよし。どんな立場の人が読んでも最後はガッツポーズをしたくなる。そんな物語をご堪能あれ☆

    (2011年9月5日)

  • 日本のロケット発射場が種子島にある理由を初めて知りました

    宇宙科学開発機構で、ロケットエンジンの開発をしていた佃航平(つくだこうへい)は、ロケット打ち上げの失敗後、実家を継いで下町の中小企業の社長になっていた。
    たくさんの問題が重なり倒産の危機に陥っている佃製作所。
    そこに現れた救いの手は、他社からの「特許を売ってくれ」というもの。
    特許を売れば会社は助かる。だけど、その特許は佃社長が宇宙科学開発機構で続けることのできなかった『夢』そのもの。
    夢を取るか、会社を取るか。佃社長の決断はいかに?
    たくさんの困難に立ち向かっていく佃社長に胸が熱くなり、経理担当の殿村さんの啖呵には涙が滲みました。
    これからの日本を支えていくのは、佃製作所のような会社や、職人さんたちなのだと思います。
    日本のロケット発射場がなぜ鹿児島の種子島にあるのか。
    その理由を知らない人は、ぜひこの作品を読んでみてください。

    (2011年8月21日)

  • みんなが熱くなれる中小企業の夢物語

    主人公佃は、ロケット研究者であったが挫折し、家業の中小工場の経営者に転じた。妻には離婚され、会社も大手取引先から取引中止を言い渡され、特許の問題で超大手企業から損害賠償を訴えられ、倒産の危機。どうしようもない状況になるが、作った話のように状況が好転して、そんなうまく行く筈はないと思ってしまう。が、読み進んでいくと、途中でやめられず、知らずに熱くなり、爽快感が残る。

    (2011年7月22日)

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商品内容

文学賞情報

2011年 第145回 直木賞受賞

要旨

取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。

出版社・メーカーコメント

主人公・佃航平は宇宙工学研究の道をあきらめ、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いでいたが、突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられるなど、大企業に翻弄され、会社は倒産の危機に瀕していた。  一方、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工では、百億円を投じて新型水素エンジンを開発。しかし、世界最先端の技術だと自負していたバルブシステムは、すでに佃製作所により特許が出願されていた。宇宙開発グループ部長の財前道生は佃製作所の経営が窮地に陥っていることを知り、特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。資金繰りが苦しい佃製作所だったが、企業としての根幹にかかわるとこの申し出を断り、逆にエンジンそのものを供給させてくれないかと申し出る。  帝国重工では下町の中小企業の強気な姿勢に困惑し憤りを隠せないでいたが、結局、佃製作所の企業調査を行いその結果で供給を受けるかどうか判断するということになった。一方、佃製作所内部も特に若手社員を中心に、特許を譲渡してその分を還元してほしいという声が上がっていた。  そうした中、企業調査がスタート。厳しい目を向け、見下した態度をとる帝国重工社員に対し、佃製作所の若手社員は日本のものづくりを担ってきた町工場の意地を見せる。

著者紹介

池井戸 潤 (イケイド ジュン)  
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業後、三菱銀行(当時)入行、95年退職。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。10年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)