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ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く 上

出版社名 岩波書店
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-00-023493-1
4-00-023493-5
税込価格 2,700円
頁数・縦 345,46P 20cm
シリーズ名 ショック・ドクトリン

商品内容

要旨

本書は、アメリカの自由市場主義がどのように世界を支配したか、その神話を暴いている。ショック・ドクトリンとは、「惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のことである。アメリカ政府とグローバル企業は、戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとがショックと茫然自失から覚める前に、およそ不可能と思われた過激な経済改革を強行する…。ショック・ドクトリンの源は、ケインズ主義に反対して徹底的な市場至上主義、規制撤廃、民営化を主張したアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンであり、過激な荒療治の発想には、個人の精神を破壊して言いなりにさせる「ショック療法」=アメリカCIAによる拷問手法が重なる。

目次

ブランク・イズ・ビューティフル―三〇年にわたる消去作業と世界の改変
第1部 ふたりのショック博士―研究と開発(ショック博士の拷問実験室―ユーイン・キャメロン、CIA、そして人間の心を消去し、作り変えるための狂気じみた探究
もう一人のショック博士―ミルトン・フリードマンと自由放任実験室の探究)
第2部 最初の実験―産みの苦しみ(ショック状態に投げ込まれた国々―流血の反革命
徹底的な浄化―効果を上げる国家テロ
「まったく無関係」―罪を逃れたイデオローグたち)
第3部 民主主義を生き延びる―法律で作られた爆弾(戦争に救われた鉄の女―サッチャリズムに役立った敵たち
新しいショック博士―独裁政権に取って代わった経済戦争
危機こそ絶好のチャンス―パッケージ化されるショック療法)
第4部 ロスト・イン・トランジション―移行期の混乱に乗じて(「歴史は終わった」のか?―ポーランドの危機、中国の虐殺
鎖につながれた民主主義の誕生―南アフリカの束縛された自由
燃え尽きた幼き民主主義の火―「ピノチェト・オプション」を選択したロシア)

出版社
商品紹介

戦争、自然災害を含む大惨事を過激な市場主義経済への荒療治に利用する「グローバル資本主義」の正体。(下)も発売。

著者紹介

クライン,ナオミ (クライン,ナオミ)   Klein,Naomi
1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』が世界的ベストセラーとなり、一躍、反グローバリゼーションの語り部となる。『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ネーション』など、さまざまな媒体で記事を発表している。トロント在住
幾島 幸子 (イクシマ サチコ)  
翻訳家
村上 由見子 (ムラカミ ユミコ)  
著述家(表象文化、エスニック研究)。慶應義塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)