• 本

影法師

講談社文庫 ひ43−4

出版社名 講談社
出版年月 2012年6月
ISBNコード 978-4-06-277283-9
4-06-277283-3
税込価格 713円
頁数・縦 397,7P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全4件

  • 時代小説というだけで敬遠される無かれ。熱くて、格好良くて、清廉恪勤、魂を感じる武士2人が主人公の物語だ。歴史の知識は要らないし、誰でもすいすい読めるわりに、きちんと胸を打つ。恐らく読了後は切なくて切なくて、あなたも泣くと思う。現在と過去を織り交ぜながらの起承転結は出来すぎくらいに完成度が高い。ドラマのシナリオのような文体はここでも健在。文庫版のおまけは、一長一短。ハードカバー版のほうが潔いように感じた。

    (2013年12月9日)

  • せつないながらも読み終わったあとにスッキリとした気持ちになりました。魅力的な登場人物にも注目。感動的なのでぜひ読んでもらいたい一冊です。

    (2013年12月5日)

  • 正直、後半辺りでもしかしてと気づくところはありました。
    しかしそれでもラストはやっぱり泣けてしまう。
    積み重ねてきたものを一気に叩きつけてくるかのようなこの力ある文章は、まるで主人公である勘一の太刀筋のようです。
    心に響く一撃を食らった気持ちになりました。

    (2013年12月5日)

  • これほど強い絆の友情があるでしょうか。

    「影法師」という書名の意味するもの、それは物語の後半で明らかになる!?"竹馬の友"がこれほど強い絆で繋がってるのかと、読んだ後しみじみ感じました。
    始めは剣豪小説かと思える描写で、武道に縁のない私は「剣の道」に感心させられ、読み進むうちに、「いやこれは剣豪小説ではなく人間物語だ」とあらためて思いました。
    後半、ミステリーの謎を解くように次々に明らかになる事実。人が人によって支えられていく。現実にこんなことがあるでしょうか。考えさせられ、かつ読後が清々しい作品です。

    (2012年8月24日)

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商品内容

要旨

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一は竹馬の友、彦四郎の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0』に連なる代表作。

おすすめコメント

今の時代よりも深い「友を想う気持ち」が時代小説にはある。 貧しい育ちの主人公戸田勘一のサクセスストーリー。それは本来、友・彦四郎が得たであろう成功をことごとく勘一が得てしまったもの。後に、友の自己犠牲で大成したことに初めて気付く。

出版社・メーカーコメント

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。

著者紹介

百田 尚樹 (ヒャクタ ナオキ)  
1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年、太田出版より刊行された『永遠の0』で作家デビュー。’08年に発表した小説『ボックス!』(太田出版)で高校ボクシングの世界を感動的に描いて圧倒的な支持を集め、一躍読書界注目の存在となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)