• 本

蜩ノ記

祥伝社文庫 は12−1

出版社名 祥伝社
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-396-33890-9
4-396-33890-2
税込価格 741円
頁数・縦 404P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • それが武士というものだ。

    これは映画も見てみたい…と、原作の本書を読了すればそう思うでしょう。蜩ノ記。第146回直木賞受賞作品。十年後の八月八日に切腹することが決まっている、戸田秋谷。死期がわかっている、しかも日付まで。自分がそんな境遇に置かれたらどう生きるかな。藩が抱える重大な秘密、その真相に迫っていく推理小説的風味があったり、時代小説ならではの重厚さと趣深さと人情味が感じられたり。本書紹介文にある通りの「手許に置きたい一冊」。時々読み返しては、戸田秋谷の清廉さに触れ、己が心の鏡が曇っていないか?と自問したいものです。

    (2014年10月19日)

  • 映画化で話題ですが、まず本でじっくり味わってください。

    出だしから古風で地味な時代小説と思っていました。が、登場人物がすべて真面目、清々しい。陳腐な言い方ですが、泣けます。

    (2014年7月17日)

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商品内容

要旨

豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎。だが、秋谷の清廉さに触るうち、無実を信じるようになり…。凛烈たる覚悟と矜持を描く感涙の時代小説!(平成23年度下半期第146回直木賞受賞作)

出版社・メーカーコメント

第146回 直木賞受賞作 手許に置きたい一冊。日本人の心をふるわす傑作時代小説! 命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか? 豊後羽根(ぶんごうね)藩の檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう)は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村(むかいやまむら)に幽閉中の元郡(こおり)奉行戸田秋谷(とだしゅうこく)の元へ遣(つか)わされる。秋谷は7年前、前藩主の側室との密通の廉(かど)で家譜編纂(へんさん)と10年後の切腹を命じられていた。編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎。だが、秋谷の清廉(せいれん)さに触れるうち、無実を信じるようになり……。凛烈(りんれつ)たる覚悟と矜持(きょうじ)を描く感涙の時代小説!(平成23年度下半期 第146回直木賞受賞作)

著者紹介

葉室 麟 (ハムロ リン)  
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒。地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩秋』で歴史文学賞を受賞し、文壇へ。07年、『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。その後、五度目の候補となった『蜩ノ記』で、12年、第146回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)