• 本

木材と文明 ヨーロッパは木材の文明だった。

出版社名 築地書館
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-8067-1469-9
4-8067-1469-0
税込価格 3,456円
頁数・縦 349P 22cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

「木材」は、我々日本人にとっては、古来より、住居をはじめ生活に馴染みの深い存在だろう。だが、石造建築のイメージの強いヨーロッパにおいても、実は、歴史的に、そして現代においても木材は経済や政治に大きな関わりを持っていた。ドイツにおける環境史学の創始者の一人として知られる著者による本書では、ヨーロッパ、とくにドイツを中心に先史時代から現代に至る木材と人類文明との関わりの歴史を俯瞰。社会経済、産業、政治・行政、環境保護運動等さまざまな視点をクロスさせながら、将来の木材の果たすべき役割を占っている。また、日本など西欧以外の文化に触れ、グローバルな比較も試みている。著者は独ビーレフェルト大学名誉教授。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2014年2月12日])

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商品内容

要旨

ヨーロッパは文明の基礎になる「木材」を利用するために、どのように森林、河川、農地、都市を管理してきたのか。王権、教会、製鉄、製塩、製材、造船、狩猟文化、都市建設から木材運搬のための河川管理まで、錯綜するヨーロッパ文明の発展を「木材」を軸に膨大な資料をもとに描き出す。

目次

第1章 歴史への木こり道(木の時代
人間と森―歴史を物語る数々の歴史
歴史的変遷における木材の自然としての本性)
第2章 中世、そして、近世の曙―蕩尽と規制の間にあった木材資源(森の限界に突きあたる中世社会
建築用木材と様々な用途の木材―木材が交易商品となる
薪の大規模消費者の勃興と第一波のフォルスト条令)
第3章 産業革命前夜―「木の時代」の絶頂と終焉(改革、革命、そして、木材業
「木材飢饉という亡霊」―木材業は破局を目の前にしていたのか
森―生活の空間から資本へ
木材の消費者―家計を営む者の木材の節約、拡がる木材の節約
しだいに押しのけられる木材)
第4章 高度工業化時代―材料への変質と木材のルネッサンス(森―工業化の時代の経済の原動力
木材工業における技術革命
断絶を招く原材料、つなぎ合わせる手段―環境保護の時代の森と木材)
第5章 国境を越えて見る―西欧文化以外における木材と森の生業(グローバルな視野とコントラスト―アジア諸国の事例
相剋と(自称の)解決策)

著者紹介

ラートカウ,ヨアヒム (ラートカウ,ヨアヒム)   Radkau,Joachim
ビーレフェルト大学名誉教授。1943年、ドイツのデトモルト近郊、オーバーリュッベ(現在のヒレ)に牧師の子として生まれる。ミュンスター大学、ベルリン自由大学、ハンブルク大学で学ぶ。1970年、1933年以降敗戦までのアメリカにおけるドイツ移民の役割に関する研究によりハンブルク大学で博士号取得。1973年、ヴェストファーレン=リッペ教育大学講師。1980年、ドイツ原子力産業の興隆と危機と題する論文で教育資格取得、1981年からビーレフェルト大学歴史・哲学部(現在は歴史・哲学・神学部)教授(近現代史)。ドイツにおける環境史学の創始者の一人として著名
山縣 光晶 (ヤマガタ ミツアキ)  
ドイツ森林・環境政策調査研究所所長。1950年東京に生まれる。1972年東京農工大学林学科卒業。2013年上智大学大学院博士後期課程文学研究科(ドイツ文学専攻)単位取得満期退学。1972年林野庁入庁、定山渓営林署長、林野庁国有林野総合利用推進室長、近畿中国森林管理局計画部長などを経て2000年退官。この間、1976年から1978年までドイツ連邦食糧農業森林省林業林産研究所客員研究員。2001年から岐阜県立森林文化アカデミー教授、京都精華大学、東京農工大学講師(非常勤)、林道安全協会専務理事、全国森林組合連合会常務理事、林業経済研究所所長などを歴任。専門は、ドイツ語圏諸国の森林政策、環境政策、森林・自然観、ドイツロマン主義文学(ルートヴィヒ・ティークなど)の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)