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生きがいは愛しあうことだけ

ちくま文庫 は42−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-480-43192-9
4-480-43192-6
税込価格 799円
頁数・縦 270P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • いい文章には血が流れている(本文より)

    歌手(1967〜69年)、元書店主(1973〜95年)、再び歌手(1994年〜)の早川義夫氏によるエッセイ。「文章はむずかしいことを易しく書くのがいい」という一文が本書にあるが、まさにこの早川さんの文章そのもの。音楽について、表現する事について、恋愛について、生きてゆく悲しみについて…そんなテーマで書かれた文章の中に、思わずページをめくる指が止まってしまい、しみじみ考えさせられる名言がたくさん。

    人間は弱い。特に男は弱い。女よりも弱い。たぶん頭も弱い。感受性も鈍い。いいところなしだ。ゆえに寂しい。偉そうな、強そうなふりをするだけである…(本文より一部引用)

    「男の嫉妬」というタイトルのこのエッセイ、これ以下に続く文章、その結論にまたシミジミ考えさせられます。続きは是非、本書を手に取って読んでみて下さい。読み終えるのが惜しい…そう思えた一冊でありました。誰もいない場所で、独り静かに読むことをお薦めしたいです。

    (2014年8月28日)

商品内容

要旨

音楽仲間との死別を経験し、生きるとは何かを考え続ける著者の最新エッセイ集。恋愛しつつ、音楽活動を通して生きる。なぜ歌うのか。「僕に才能はない。技術もない。…昔も今も音楽で生活できたことは一度もない…歌わなければ、誰かとつながりを持っていなければ、自分は犯罪者になってしまいそうだからである」。文庫オリジナル。

目次

第1章 友だちなんていないと思ってた
第2章 また逢えるよね
第3章 音楽は本当のことしか伝わらない
第4章 間違いだらけの恋愛術
第5章 生きてゆく悲しみ
第6章 しいこちゃん
第7章 いい文章には血が流れている

著者紹介

早川 義夫 (ハヤカワ ヨシオ)  
1947年東京生まれ。歌手(1967〜69年)、元書店主(1973〜95年)、再び歌手(1994年〜)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)