• 本

火花

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-16-390230-2
4-16-390230-9
税込価格 1,296円
頁数・縦 148P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全4件

  • 売れないお笑い芸人・徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。2人の運命は。。。
    芥川賞受賞のお笑い芸人・又吉直樹が描く渾身の物語です。

    (2015年8月30日)

  • お笑いの世界を再現した小説。著者自身のことでもあるのかな?と思ってしまうような感じもしないでもないですが、だからこそ読む人を引き付けるものがあると思います。
    神谷と徳永は先輩後輩の枠を超えていくのか―

    (2015年7月3日)

  • 芸人の世界を哀愁と希望をつめこんで描く!

    インテリ芸人「ピース」の又吉が芸人の世界を哀しみと希望の香りを漂わせ描く。

    物語は後輩芸人徳永が、敬愛する奇才芸人神谷を語るという体裁で進む。笑いに対してとことん真面目であろうとする姿勢、一見破天荒なのだが情に厚く、優しく、そして独特とっていい道徳観を持つ男神谷の個性が半端ではない。この人物の登場だけで物語は面白いものになる。徳永と神谷の本気な為に生活までに浸透する笑いのやりとりもふふふふという感じ。しかしそんなふうに笑いながら読んでいるうちにじんわりとくる哀しみに打たれてゆきます。だがそこでも希望の灯は消えてはいない・・・。そんな、薄氷を踏むかのごときなバランス感覚が本作にはあります。作者が芸人の世界の当事者でなければここまで詳らかにこの世界は描けないんだろうなと思いました。

    (2015年4月24日)

  • 火花

    これは天才芸人とそれを慕う後輩の物語。
    無類の読書好きで、太宰治に心酔する又吉さんが、自身で小説を書いた。
    純文学老舗雑誌の「文学界」を史上初の大増刷に導いたというのだから、
    注目せずにはいられない。
    読み始めてすぐに気づくのが、ボキャブラリーがじつに豊富なこと。
    言葉はこびのセンスが秀逸なことで、作者ならではのユーモアのセンスが生きてくるのはもちろん、心の機微や情景描写にいっそうの広がりと深さがでている。
    読み物として十分に味わいのある作品。あまたはびこる芸人本とは一線を画している。芥川賞候補ともささやかれているほど。まずはご一読をおすすめします。

    (2015年3月22日)

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商品内容

文学賞情報

2015年 第153回 芥川賞受賞
2015年 第50回 書店新風賞受賞

要旨

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。

出版社
商品紹介

売れないお笑い芸人・徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。2人の運命は。

おすすめコメント

奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。

著者紹介

又吉 直樹 (マタヨシ ナオキ)  
1980年大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。コンビ「ピース」として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)