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若冲

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-16-390249-4
4-16-390249-X
税込価格 1,728円
頁数・縦 358P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 若冲

    18世紀、京都を舞台にしたひとりの絵師の生涯が描かれている。“奇想の画家”として名をはせた伊藤若冲はその作品こそ有名でありながら、ここまで興味深く描いた小説はなかったであろう。時代小説の実力派書き手として澤田瞳子の評価は、この作品によってさらに高められたといっていいだろう。まるで映像が浮かんでくるような錯覚を感じながら、ストーリーは展開してくる。日本人として、知っておきたい、そんな気がしてくる画家の物語である。

    (2015年9月22日)

商品内容

文学賞情報

2016年 第9回 親鸞賞受賞
2016年 第5回 歴史時代作家クラブ賞受賞

要旨

「世に二つとない絵を描く」画人、その名は伊藤若冲―池大雅、円山応挙、与謝蕪村、谷文晁、市川君圭…絵師たちの運命が京の都で交錯する。著者渾身!至高の芸術小説。

出版社
商品紹介

緻密すぎる構図や大胆な題材、新たな手法で周囲を圧倒した天才は、底知れぬ悩みを抱え、姿を見せぬ好敵手を憎みながら描き続けた。

おすすめコメント

奇才の画家・若冲が生涯挑んだものとは―― 今年、生誕300年を迎え、益々注目される画人・伊藤若冲。緻密すぎる構図や大胆な題材、新たな手法で周囲を圧倒した天才は、いったい何ゆえにあれほど鮮麗で、奇抜な構図の作品を世に送り出したのか? デビュー作でいきなり中山義秀賞、次作で新田次郎賞を射止めた注目の作者・澤田瞳子は、そのバックグラウンドを残された作品と史実から丁寧に読み解いていく。底知れぬ悩みと姿を見せぬ永遠の好敵手――当時の京の都の様子や、池大雅、円山応挙、与謝蕪村、谷文晁、市川君圭ら同時代に活躍した画師たちの生き様も交えつつ、次々に作品を生み出していった唯一無二の画師の生涯を徹底して描いた、芸術小説の白眉といえる傑作だ。

著者紹介

澤田 瞳子 (サワダ トウコ)  
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程前期修了。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2010年、『孤鷹の天』で小説家デビュー。11年、同作で第十七回中山義秀文学賞を最年少受賞。12年、『満つる月の如し仏師・定朝』で第二回本屋が選ぶ時代小説大賞、13年、第三十二回新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)