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戦場のコックたち

出版社名 東京創元社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-488-02750-6
4-488-02750-4
税込価格 2,052円
頁数・縦 349P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 暗く冷たい時代のコックたち。

    戦時中を舞台に、戦場で起こった《日常の謎》のようなもの(日常というには、あまりにも血なまぐさすぎる環境なので、はっきり《日常の謎》とは言い難い)を解き明かしていくという趣向の作品。
    タイトルや冒頭の軽快な文章から、もしかしたら「ライトな雰囲気の小説で、戦争という舞台には合わないな」と誤解して、本書を敬遠している人がいるかもしれない。ただ読み進めれば、その誤解はきっと解けるはずだ。著者の戦争に対する眼差しはとても真摯で、登場人物たちの痛みや哀しみが強く胸を打つ。

    (2015年12月9日)

商品内容

要旨

一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く。第7回ミステリーズ!新人賞佳作入選作を収録した『オーブランの少女』で読書人を驚嘆させた実力派が放つ、渾身の初長編。

出版社
商品紹介

合衆国陸軍空挺兵、僕らの武器は銃とフライパン――戦場という非日常における「日常の謎」を連作形式で描く、青春ミステリ長編。

おすすめコメント

1944年、空挺部隊のコック兵となった19歳のティム。過酷な戦いの間に、気晴らしで仲間とともに「日常」で起きる事件の謎解きに興じるが──気鋭渾身の初長編。

著者紹介

深緑 野分 (フカミドリ ノワキ)  
1983年神奈川県生まれ。2010年、豊かな描写力とトリッキーな構成が高く評価された「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選する。13年、同作を表題作とした短編集で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)