• 本

幻坂

角川文庫 あ26−12

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-04-103806-2
4-04-103806-5
税込価格 691円
頁数・縦 297P 15cm

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書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 読み進むごとに味わい深まる、ミステリ作家の書いた怪談集

    ミステリの名手が生まれ育った大阪の、天王寺七坂を舞台に書いた怪談短編集。怪談といっても怖さより悲しみや哀しみが描かれています。語りが重くないので読みやすい。大阪の印象が変わりました。

    「真言坂」では二度泣きさせられました。あと「源聖寺坂」「天神坂」に出てきた心霊現象専門の探偵の話はもっと読みたくなりました。
    そして装丁が大変美しい!各話のタイトルについてる坂の写真もとても素敵です。

    (2016年2月7日)

商品内容

要旨

雨の坂道で出会い、恋におちるも、自意識のために、愛する女を死に追いやってしまった作家の苦悩が哀切な「愛染坂」。坂に棲みついている猫たちの写真を撮るために訪れた女子高生が、その夜から金縛りと奇妙な悪夢に悩まされる「口縄坂」。大坂で頓死した松尾芭蕉の最期を怪談に昇華した「枯野」など9篇を収録。大阪の町にある「天王寺七坂」を舞台に、その地の歴史とさまざまな人間模様を艶のある筆致で描く。

おすすめコメント

坂の側に咲き乱れる山茶花の花に、幼い頃死んだ友達を偲ぶ「清水坂」。自らの嫉妬のために、恋人を死に追いやってしまった男の苦 悩が哀しい「愛染坂」。大阪で頓死した芭蕉の最期を描く「枯野」など粒ぞろいの9編

著者紹介

有栖川 有栖 (アリスガワ アリス)  
1959年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行う。94年作家専業となる。2000年本格ミステリ作家クラブの設立に参加。03年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)