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スターリン批判1953〜56年 一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか

出版社名 作品社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-86182-573-6
4-86182-573-3
税込価格 3,132円
頁数・縦 475P 20cm

商品内容

要旨

本書は、20世紀に誕生し、20世紀に消滅してしまった、ソ連国家社会主義体制の決定的な転換点となった5年間を描き出す試みです。1953年、「人類の理想を体現した国家」と称した国で、「神」とも崇められた独裁者スターリンが死ぬ。「神」に従ってきたソ連共産党の政治局員たちは、彼が行なった“悪夢”のような大粛清の全貌を知り、どのような葛藤のすえに事実を公表し、スターリンへの批判を行なったのか?そして、古参党員や歴史家をはじめとした多くの人々が、いかに社会を変革していくべきかを、悩み、模索しはじめたのか?さらに東欧諸国では、いかに市民が民主化を求めて立ち上がったのか?しかし、その“希望”は無惨に圧殺されていく…。人間とは、いかなる社会にあっても、国家の統制に抗して、信念にもとづき不正義を正す努力をせずにはおれない、という実例を見ることができるでしょう。1953年から56年のソ連という極限状況で、変革を求める人々の姿は、普遍的な感動を与えてくれます。

目次

序章 スターリンの国ソ連―栄光と危機
第1章 スターリンの死
第2章 ベリヤの新路線とその終末
第3章 批判勢力の登場
第4章 マレンコフ=フルシチョフ政権の政策
第5章 マレンコフ=フルシチョフ政権の終わり
第6章 フルシチョフ派の転換
第7章 二〇回党大会―「スターリン個人崇拝の批判」
第8章 大会後の闘い
第9章 反動
エピローグ ある歴史家の日記、ある歴史家グループの抵抗

著者紹介

和田 春樹 (ワダ ハルキ)  
1938年、大阪生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学社会科学研究所教授、所長を経て、東京大学名誉教授、東北大学東北アジア研究センター・フェロー。専攻は、ロシア・ソ連史、現代朝鮮研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)