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南朝研究の最前線 ここまでわかった「建武政権」から後南朝まで

歴史新書y 061

出版社名 洋泉社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-8003-1007-1
4-8003-1007-5
税込価格 1,080円
頁数・縦 335P 18cm

商品内容

要旨

北条氏による権力独占が進んだ鎌倉幕府。後醍醐天皇は、北条氏に不満をもつ武士たちを糾合して幕府を滅ぼす。しかし、新たに発足した「建武政権」は武士を冷遇し、反発した足利尊氏らによって政権は崩壊、朝廷は南北に分裂する。建武政権には多くの旧幕府の官僚が参加し、後醍醐天皇は武士たちに積極的に恩賞を与えた。南朝の政策も時代に即したものだった。では、なぜ後醍醐の「異形」性や建武政権・南朝の非現実性が定説化したのか?その核心に迫る16論考。

目次

第1部 建武政権とは何だったのか(鎌倉時代後期の朝幕関係―朝廷は、後醍醐以前から改革に積極的だった!
建武政権の評価―「建武の新政」は、反動的なのか、進歩的なのか?
建武政権の官僚―建武政権を支えた旧幕府の武家官僚たち
後醍醐と尊氏の関係―足利尊氏は「建武政権」に不満だったのか?)
第2部 南朝に仕えた武将たち(北条氏と南朝―鎌倉幕府滅亡後も、戦いつづけた北条一族
新田氏と南朝―新田義貞は、足利尊氏と並ぶ「源家嫡流」だったのか?
北畠氏と南朝―北畠親房は、保守的な人物だったのか?
楠木氏と南朝―楠木正成は、本当に“異端の武士”だったのか?)
第3部 建武政権・南朝の政策と人材(建武政権・南朝の恩賞政策―建武政権と南朝は、武士に冷淡だったのか?
南朝に仕えた廷臣たち―文書行政からみた“南朝の忠臣”は誰か?
中世の宗教と王権―後醍醐は、本当に“異形”の天皇だったのか?)
第4部 南朝のその後(関東・奥羽情勢と南北朝内乱―鎌倉府と「南朝方」の対立関係は、本当にあったのか?
南朝と九州―「征西将軍府」は、独立王国を目指していたのか?
南北朝合一と、その後―「後南朝」の再興運動を利用した勢力とは?
平泉澄と史学研究―戦前の南北朝時代研究と皇国史観)

著者紹介

呉座 勇一 (ゴザ ユウイチ)  
1980年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得修了。博士(文学)。日本中世史専攻。現在、国際日本文化研究センター客員准教授。日本史史料研究会主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)