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「ユマニチュード」という革命 なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-416-61681-9
4-416-61681-3
税込価格 1,512円
頁数・縦 254P 19cm

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要旨

超高齢社会となった日本では、施設や専門職の数など介護の「量」はもちろん、介護の「質」を高めていかなければならないだろう。とくに課題といえるのは認知症の介護(看護)。福祉国家と言われる国々には数々の看護・介護の先進的技術があるが、なかでも注目を集めているのが「ユマニチュード」だ。フランスで1980年代から実践が始まったユマニチュードは、ケアの対象者に「人間らしさ」を取り戻してもらうための哲学と技術である。フランスでは400以上の病院やケアホームで取り入れられ、日本を含む数カ国で実践されている。本書では、ユマニチュードを開発した二人が、日本の読者のために、その哲学・理念や基本的な技術について詳しく解説している。著者のイヴ・ジネスト氏はジネスト・マレスコッティ研究所所長、ロゼット・マレスコッティは同副所長を務め、ユマニチュードの実践と啓蒙活動を行っている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年09月16日]

出版社・メーカーコメント

―「優しい心」は「優れた技法」に宿る。そしてそれは誰もが体得できるものである。―寝たままの姿勢で行う清拭は、「寝たきり」を助長してしまっていないだろうか?入浴を嫌がるのは、本当にその人自身に問題があるのだろうか?徘徊は転倒の危険性があるから、身体拘束や向精神薬の投与はやむを得ないのか?私たちが良かれと思って行っているケアは、高齢者の健康維持を害してしまっているのかもしれません。人が人に寄り添う病院やホームなどのケアの現場では、こうした「哲学」ともいえる問いが不可欠なのです。フランスで生み出された、認知症高齢者が穏やかな人生を取り戻すケア技法「ユマニチュード」。本書は、その考え方と技法の実践を開発者自らが語り下ろした本です。・攻撃的、徘徊などの問題行動が減った。・身体拘束や向精神薬の量が減少した。・適切なケアレベルの設定により、患者が寝たきりになることがなくなった。・スタッフや家族の負担も軽減。専門職の離職率が大幅に改善した。「ユマニチュード」を導入した施設では、こういった「魔法のような」症例が数多く報告されています。フランスでは400以上の病院やケアホームで導入され、すでに日本を含め数か国で実践されています。この技法は、「顔の正面から同じ高さで目を合わせる」「何をしているか実況するように伝える」「腕を上からつかまず、必ず下から支える」などの確立された具体的な技術と、「ケアする人とは何か」「人とは何か」という哲学から成り立ちます。本書では、なぜユマニチュードが生みだされたか、また、ケアにおいて「なぜそうすべきなのか」「なぜその方法に効果があるのか」という根拠をやさしく丁寧にひも解いていきます。介護・医療の現場、そして認知症高齢者のいる家庭にて、誰もが実践できるケア技法の本質を、技法の開発者本人の体験や、患者さんのエピソードを交えて紹介していきます。