• 本

最後の秘境東京藝大 天才たちのカオスな日常

出版社名 新潮社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-10-350291-3
4-10-350291-6
税込価格 1,512円
頁数・縦 286P 20cm

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要旨

東京藝大(正式名称・国立大学法人東京藝術大学)は、東京都台東区上野にメインキャンパスのある、国内芸術系大学の最難関である。美術学部と音楽学部を擁し、2学部合わせて約2,000人の学生が所属している。古典から最先端の現代美術・音楽まで、日本の伝統工芸などを含む世界中のあらゆる芸術を学ぶことができる。名実ともに芸術系教育機関の国内トップに君臨するため、学生、教員とも、“天才”と呼ぶにふさわしいハイレベルのアーティストが揃っているのが最大の特徴といえる。本書は、そんな東京藝大(藝大と略記)に“潜入”したルポルタージュ。藝大生の妻をもつが、本人は藝大出身ではない小説家が、現役学生やOB・OGたちを徹底取材。個性あふれる“天才”たちの素顔から、東京藝大の真の姿、そして芸術とは、人生とは何かといった哲学的問いの答えを浮かび上がらせている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年11月25日]

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 藝大は読者の期待を全く裏切らない大学!バンザーイ!!

    現役藝大生を妻に持つ作家の僕が藝大を取材。著しく個性的な人々と本書を読むことで出会うことができ、読者にとって常識から解放される稀有な体験となった。期待を裏切らない藝大の藝大らしさ、と書くと説明になっていないが、つまり一般に考えられる藝大への偏見をそのまま引き受けてくれる内容。

    そんな彼らのオリジナリティーに圧倒されるエピソードをいくらでもここに紹介することはできるのだが、それは作者の仕事。つまり読んでこそってとこ。そして・・・許していただければ本書は笑いの宝庫という紹介もできる。笑いで体がずり落ちる。例えば著者が准教授と交わした下記の会話。
    「見学かい?今、鉄を切ってるから見てく?」
    「いいんですか?」
    「鉄はいいよねえ」
    「鉄の何がいいんですか?」
    「硬いところだね」
    「硬いところ・・・ですか?」
    「うん、硬いところだね」(本文より)

    藝大は音楽を志向する音校と美術のそれの美校とに分かれているがどちらの学生もバカみたいな受験競争率を通過した人々。つまり芸術のエリート達。とにかく【ならでは】の金言が本書のあちらこちらに、いえ、全面に散りばめられています。

    (2016年12月8日)

商品内容

要旨

入試倍率は東大の3倍!卒業後は行方不明者多数?やはり彼らは只者ではなかった。全14学科を完全制覇!非公式「完全ガイド」誕生。謎に満ちた「芸術界の東大」に潜入した前人未到、抱腹絶倒の探検記。

目次

不思議の国に密入国
才能だけでは入れない
好きと嫌い
天才たちの頭の中
時間は平等に流れない
音楽で一番大事なこと
大仏、ピアス、自由の女神
楽器の一部になる
人生が作品になる
先端と本質
古典は生きている
「ダメ人間製造大学」?
「藝祭」は爆発だ!
美と音の化学反応

おすすめコメント

入試倍率は東大の3倍! 卒業後は行方不明多数!! 「芸術界の東大」の型破りな日常。才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。口笛で合格した世界チャンプがいるかと思えば、ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか? 「芸術家の卵」たちの楽園に潜入した前人未到の探検記。

出版社・メーカーコメント

入試倍率は東大の3倍! 「芸術界の東大」は本能と才能あふれる「芸術家の卵」たちの最後の楽園だった。型破りな日常に迫る驚嘆ルポ。

著者紹介

二宮 敦人 (ニノミヤ アツト)  
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。2009年に『!』(アルファポリス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)