• 本

○○○○○○○○殺人事件

講談社文庫 は110−1

出版社名 講談社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-06-293627-9
4-06-293627-5
税込価格 713円
頁数・縦 326P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 異色の皮を被った正統

    《犯人もトリックも当てられなかったけどタイトルだけは当てられた――そんな、ささやかな成功体験をしてほしい。そういう思いが本書には込められている。》
     まず読者に先入観与えまくりの「読者への挑戦状」から始まります。本来ミステリに大敵である先入観をこんなにも読者に持たせて大丈夫なのかな、と不安な気持ちになるかもしれませんが、安心してください。物語を読み終えると、これが秀逸な挑戦状であったことに気付くはずです。
     多くの登場人物たちと同じように、著者自身も二つの顔を持っている。一歩間違えれば読者から嘲笑を浴びかねない態度(解説では《世の中を舐め切った作品》と表現されている)で物語を紡ぎながら、ミステリに対する姿勢はあまりにも真摯である。決してタイトルのインパクトに頼っただけの作品ではありません。謎が紐解かれてあらわになる真実は、忘れがたいものです。本書に対して異色の皮を被った正統という印象を抱きました。

    (2017年6月15日)

商品内容

要旨

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は?そしてこの作品のタイトルとは?第50回メフィスト賞受賞作。

おすすめコメント

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し……。果たして犯人は? そしてこの作品のタイトルとは? 「タイトル当て」でミステリランキングを席巻したネタバレ厳禁の第50回メフィスト賞受賞作

著者紹介

早坂 吝 (ハヤサカ ヤブサカ)  
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作で「ミステリが読みたい!2015年版」(早川書房)新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)