• 本

江神二郎の洞察

創元推理文庫 Mあ2−7

出版社名 東京創元社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-488-41407-8
4-488-41407-9
税込価格 972円
頁数・縦 469P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 有栖川有栖・英都大学入学後、一年間の軌跡

    学生アリスシリーズ。作中人物である有栖川有栖が英都大学に入学し、EMC(英都大学推理研究会)に入部して二年次に至る一年間をつづった九つの短編集。シリーズの既出長編四作品(月光ゲーム、孤島パズル、双頭の悪魔、女王国の城)ともリンクしているので、それらを読んでいる人には必読の書だと思います。作者のデビュー短篇である「やけた線路の上の死体」も収録されていて、同シリーズがここからはじまっていることを知り、とてもうれしい驚きを覚えたと同時に感慨深く感じました。

    (2017年6月6日)

商品内容

要旨

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、すれ違いざまにぶつかって落ちた一冊―中井英夫『虚無への供物』。この本と、江神部長との出会いが僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった。アリス最初の事件「瑠璃荘事件」など、昭和から平成へという時代の転換期である一年の出来事を描いた九編を収録。ファン必携の“江神二郎シリーズ”短編集。

おすすめコメント

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、ある人とぶつかって落ちた一冊――中井英夫『虚無への供物』――が、僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)への入部のきっかけだった。アリス最初の事件ともいうべき「瑠璃荘事件」、著者デビュー短編「やけた線路の上の死体」、アリスと江神の大晦日の一夜を活写した「除夜を歩く」など、全九編を収録。昭和から平成へという時代の転換期を背景に、アリスの入学からマリアのEMC入部まで、個性的なEMCメンバーたちとの一年を瑞々しく描いたファン必携の短編集、待望の文庫化。

著者紹介

有栖川 有栖 (アリスガワ アリス)  
1959年4月26日、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。89年1月『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)