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中国と日本 批判の刃を己に

出版社名 亜紀書房
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-7505-1459-8
4-7505-1459-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 415P 20cm

商品内容

要旨

“戦争50年”を経て“平和70年”の今、人はねじれたナショナリズムの波に呑まれ、曲がりくねった道を歩く。かつての過ちは記憶の外に消されていき、あとに残るのは「人間」のみ。その人間に必要なはずの道徳は、そして人道はどこへいったのか。中国人作家が歴史・文化・人物・平和憲法をとおして、日中の絆、そして日本を見つめなおす。他者への「敬重」と「惜別」の覚悟をもって語られる日本論。

目次

第1章 はるかなる東ウジュムチン
第2章 三笠公園
第3章 ナガサキ・ノート
第4章 赤軍の娘
第5章 四十七士
第6章 解説・信康
第7章 文学の「惜別」
第8章 「アジア」の主義
第9章 解剖の刃を己に

出版社
商品紹介

中国人作家が描き出す日本の歴史とそれにより形成された日本人の思想を考察した評論集。これからの日中関係とは。

著者紹介

張 承志 (チョウ ショウシ)  
1948年北京生まれ。作家。北京作家協会副主席。1983年と1990年、国際交流基金フェロー、財団法人東洋文庫外国人研究員として来日。中国社会科学院助理研究員、1993年には愛知大学法学部助教授を歴任
梅村 坦 (ウメムラ ヒロシ)  
1946年東京都生まれ。中央大学総合政策学部教授、公益財団法人東洋文庫研究員。専門は東洋史学・中央ユーラシア史・ウイグル民族誌史。ユネスコ東アジア文化研究センター研究員、立正大学教養部教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)