• 本

郷里

出版社名 亜紀書房
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-7505-1540-3
4-7505-1540-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 240P 20cm

商品内容

要旨

妻の墓参の帰り、娘の手を引きながら森の山道を歩いていると、白装束の人影を見かける。行き倒れかと案じて近寄ると、娘の口から、老婆の祈りのような言葉ならぬ言葉が語り出される―個を超えてつながる命や情念の奔流を描いた最新作「鈴の音」をはじめ、「桃」「ナイフ」「空に住む木馬」「王と詩」、三田文学新人賞受賞作「青空クライシス」。「郷里」をまっすぐ、時に影のように描いて忘れがたい余韻を残る全六篇。

おすすめコメント

第14回三田文学新人賞受賞の実力派作家による、初の小説集 受賞作「青空クライシス」をはじめ、郷里・徳島と東京を舞台に、暴力や狂気、都会暮らしの息苦しさ、田舎に生きることの大変さ、いのちの継承をテーマにした中短篇、全6篇を収録。静けさの中に豊かな詩情をたたえた、上質の作品が並ぶ待望の小説集。

著者紹介

佐々木 義登 (ササキ ヨシト)  
1966年徳島県生まれ。二松学舎大学卒業。二松学舎大学博士後期課程修了。博士(文学)。2007年「青空クライシス」で第14回三田文学新人賞受賞。四国大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)