• 本

災間に生かされて

出版社名 亜紀書房
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7505-1772-8
4-7505-1772-0
税込価格 2,090円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

陸と海、定住と遊動、生と死、セクシュアリティ…境界線が溶け合うときあらたな未来がひらかれる。不条理に底知れぬさみしさを抱えてそれでもなお生きるための思考。

目次

夜語りの前に
第1夜 しなやかにして、したたかに。汝の名は
第2夜 東北から、大きなさみしさを抱いて
第3夜 渚にて。潟化する世界のほとりで
第4夜 民話という、語りと想像力のために
第5夜 遊動と定住のはざまに、生きよ

出版社・メーカーコメント

〈陸と海、定住と遊動、生と死、虚構と現実、セクシュアリティ…〉──境界線が溶け合うとき硬直した世界に未来の風景が立ち上がる。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−人は避けがたく、ほんの気まぐれな偶然から、ある者は生き残り、ある者は死んでゆくのです。巨大な災害のあとに、たまたま生き残った人々はどんな思いを抱えて、どのように生きてゆくのか。思えば、それこそが人間たちの歴史を、もっとも深いところから突き動かしてきたものかもしれません。(本文より)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−いくつもの不条理なできごとの底知れぬさみしさを抱えて、それでもなお生きるための思考。

著者紹介

赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ)  
1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)