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「June」の時代 BLの夜明け前

出版社名 亜紀書房
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-7505-1836-7
4-7505-1836-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 201P 19cm

商品内容

要旨

1970年代後半、アニメ専門誌が次々と創刊され第1回コミケが開催された、おたく文化の黎明期―。同人文化、2次創作が盛り上がりをみせる中、密やかに『JUNE』という妖しい花が開花しつつあった!伝説の「元祖BL雑誌」の企画・創刊者が語る、華麗なる、やおい、BL、おたく、サブカルチャー前史!

目次

第1章 駆け出しの頃―『JUNE』創刊前夜(駆け出しの頃
少女マンガとの出会い ほか)
第2章 美少年は自由にする―『JUNE』始動!(竹宮惠子先生に大胆にも依頼する
物語の始まり、その伏線 ほか)
第3章 少年愛の輪郭を求めて―『JUNE』の手探りの航海(突然の休刊と再出発
「BLと百合の元祖」の座を逃す ほか)
第4章 シーンが生まれるまで―『JUNE』の成功とBLの夜明け(なぜ「少年」ではなく、「美少年」だったのか
本物と偽物のあわいで ほか)
第5章 ハッピーエンドは自分でつくる―拡散するBLと『JUNE』の休刊(三ツ矢雄二さんと出会い、日本初のBLボイスドラマをつくる
『間の楔』と塩沢兼人さん ほか)

出版社・メーカーコメント

【推薦】三ツ矢雄二さん(声優/マルチクリエイター)「BLのボイスドラマの元祖は、佐川さんと私だったのだ!お耽美な世界を佐川さんと二人三脚で走り抜けた時代を、思い出しました。」***伝説の「元祖BL雑誌」の企画・創刊者が語る、華麗なる、やおい、BL(ボーイズラブ)、おたく、サブカルチャー前史!***1970年代後半、アニメ専門誌が次々と創刊され、第1回コミケが開催された、おたく文化の黎明期−−。同人文化、2次創作が盛り上がりをみせる中、密やかに、『JUNE』という妖しい花が開花しつつあった!「美少年」「お耽美」からBLの誕生まで。〈アルバイトの思い付きから始まって、手探りでつくった『JUNE』という雑誌は、今では「元祖BL雑誌」というありがたい称号までいただいています。これからお話しするのは、まだ「美少年って何じゃ?」というのが、僕にも、読者にも、もしかしたら作家さんにもよくわかっていなかった、すごくモヤモヤするけど、そのモヤモヤにどうしようもなく惹かれてしまった−−そんな時代の出来事です〉(本書より)

著者紹介

佐川 俊彦 (サガワ トシヒコ)  
編集者、ライター。「元祖BL雑誌」とも言われる雑誌『JUNE』『小説JUNE』を企画・創刊。少女マンガ家ささやななえの夫。京都精華大学マンガ学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)