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こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本

出版社名 カンゼン
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-86255-652-3
4-86255-652-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 127P 21cm

商品内容

要旨

損得についてきちんと考えられる力を身につける!人間の思考のクセを知ればかしこく行動できる人になれる!行動経済学とは…人が社会生活を送るうえで、どのように損得を考えて行動するかを研究する学問。

目次

第1章 こんなとき、どれを選ぶ?どう思う?
第2章 人間はよくわからない行動をする!?
第3章 「行動経済学」と「経済学」は何が違うの?
第4章 思考のクセ「バイアス」を知っておこう!
第5章 人の心を誘導する「ナッジ理論」
第6章 行動経済学を日常生活で使ってみよう
第7章 行動経済学をうまく使うための心がまえ

出版社・メーカーコメント

行動経済学は、人間が合理的には行動しないことに着目し、従来の経済学ではうまく説明できなかったことを、心理学の要素も加えながら人間の行動を観察することでとらえようとする、より実践的な経済学です。行動経済学のエッセンスを知ることで、これからの未来を生きるこどもたちにとっても大きなプラスになるはずです。こどもから大人まで、入門書となる内容です。本書では、小学校高学年を主対象に、高度な理屈を必要としない「行動経済学の基本」をわかりやすい事例を交えながら説明。じつは今さら聞けないと思っている大人にもわかりやすく説明します。行動経済学は「将来、合理的な行動ができ、損をしないように生きる力」を育みます。また、近年、学校教育の現場で教えるお金の教育ですが、資産運用は知識だけではうまくいきません。知識だけでは合理的に行動できないことを本書でも説明し、知識さえあれば資産運用ができると思っている大人にも警鐘を鳴らすような内容を目指します。また、行動経済学の考え方は日常生活のさまざま場面で応用することができます。簡単な応用の方法についてわかりやすく解説し、行動経済学により興味を持てるようにします。本書の中で取り上げるさまざまな事例は、家庭内コミュニケーションを推進することを目的とし、親子が会話をするきっかけとなるようなテーマを吟味しています。こどもをこども扱いせずに、対等に話し合える環境を大人がつくることも大切な家庭教育となります。

著者紹介

犬飼 佳吾 (イヌカイ ケイゴ)  
明治学院大学経済学部准教授。1981年、長野県松本市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD、エコール・ポリテクニーク(仏)研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、明治学院大学経済学部准教授。専門は行動経済学、実験経済学、ニューロエコノミクス。大阪大学賞、第3回ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞(行動経済学会)。実験社会科学の手法を用いて人の社会性の起源に迫る研究を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)