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異説・日本近代文学

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2010年1月
ISBNコード 978-4-87259-357-0
4-87259-357-X
税込価格 3,960円
頁数・縦 313P 22cm

商品内容

要旨

明治・大正・昭和の代表的作家の作品を次々に分析し、文学史上見落とされていた意外な側面や問題を照らしだして、日本近代文学に幅と深みをもたらす論文集。

目次

1 「内部」と「外部」(「内部」と「外部」という問題―日本近代文学の一面
北村透谷における「内部」と「外部」
透谷と鑑三・透谷と愛山の一側面
泉鏡花作品における“内”と“外”―“魔”を中心に
“心”と“外部”―漱石作品の一端
三島作品における“内部”と“外部”―『金閣寺』を中心に)
2 作品論再考(樋口一葉『にごりえ』の「彼の人」
森鴎外『高瀬舟』異説
Kの代理としての「私」―漱石『心』における言葉の「連鎖」について
三島由紀夫『金閣寺』の構成意識
洋行と“からゆき”―反『舞姫』小説の位相)
3 「典拠」と「借用」(「他界」と「崇高」―「人生相渉論争」開幕前夜の検討
お力の登場―一葉『にごりえ』における「借用」について
水揚げ・出奔・「孤児」物語―『たけくらべ』の美登利の変貌
裏側から読む漱石『心』
芥川龍之介『疑惑』と鴎外・志賀直哉)

出版社・メーカーコメント

出原隆俊;1951年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。県立広島女子大学、京都教育大学を経て、89年大阪大学文学部教授、99年より大阪大学大学院文学研究科教授。

著者紹介

出原 隆俊 (イズハラ タカトシ)  
1951年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。県立広島女子大、京都教育大学を経て、89年大阪大学文学部助教授、99年より大阪大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)