• 本

性を管理する帝国 公娼制度下の「衛生」問題と廃娼運動

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-87259-560-4
4-87259-560-2
税込価格 7,700円
頁数・縦 536,12P 22cm

商品内容

要旨

近代公娼制度を支持した者たちの責任を問う。

目次

序章 公娼制度下の暴力は、なぜ廃絶できなかったのか?
第1章 軍隊の性病問題とスケープゴートとしての娼妓
第2章 廃娼運動の始まりと女性の周縁化
第3章 国境を越える性の売買と日清戦争
第4章 庶民の性病観と差別意識
第5章 娼妓を“労働者”にする戦略
第6章 軍隊と廃娼運動の癒着
第7章 日露戦争と占領地へ拡大する公娼制度
第8章 性別編成される廃娼運動
第9章 “男らしさ”の優生思想
終章 帝国の軍隊に取り込まれた公娼制度と廃娼運動

著者紹介

林 葉子 (ハヤシ ヨウコ)  
1973年生まれ。2008年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、大阪大学男女協働推進センター特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)