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元典章が語ること 元代法令集の諸相

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-87259-589-5
4-87259-589-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 359,14P 22cm

商品内容

要旨

モンゴルがもたらした衝撃、したたかに生きた人びと。政権と地域をつなぐことばが語る知られざる帝国のすがた。ニセ薬禁止、ヒツジの税金、仏教、ムスリム…広大な領土を治めるための法令集を読み解く。

目次

第1部 異形のことばたち(律令と典章―『元典章』はいかに編まれたか
カアンのことばが翻訳されるまで―盗賊が投降した際の使用人たちを良人とすること
地方行政を仲介する文書たち―賭博に関する賞金のこと)
第2部 政権と仲介者(モンケの聖旨をめぐって―屠殺、狩猟、及び刑罰を禁じる日
カアンとムスリム―回回が喉を掻き切って羊を屠殺し、割礼をすることを禁じる
ヒツジを消費する人たち―羊・馬・牛を抜き取る決まり
宣徽院の人びと―ニセの薬を販売することを禁じる)
第3部 地域と交易(戸籍と“本俗”―弟・妹を兄は他家に養子に出してはならない
身売りと火事と駆け落ちと―借金の形に身売りする場合は、一年限りの契約書を作ること
江南の顔役―職名をもたない位階官が役所を牛耳ること
モンゴルのひとたちを売りさばく―人などを海外に輸出することを禁じる)

著者紹介

赤木 崇敏 (アカギ タカトシ)  
1976年生まれ。現在、四国学院大学文学部准教授
伊藤 一馬 (イトウ カズマ)  
1984年生まれ。現在、日本学術振興会特別研究員PD
高橋 文治 (タカハシ ブンジ)  
1953年生まれ。現在、大阪大学大学院文学研究科教授
谷口 高志 (タニグチ タカシ)  
1977年生まれ。現在、佐賀大学教育学部准教授
藤原 祐子 (フジワラ ユウコ)  
1978年生まれ。現在、岡山大学全学教育・学生支援機構准教授
山本 明志 (ヤマモト メイシ)  
1977年生まれ。現在、大阪国際大学グローバルビジネス学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)