• 本

ジェンダー化される身体

出版社名 勁草書房
出版年月 2002年2月
ISBNコード 978-4-326-65264-8
4-326-65264-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 376,40P 20cm

商品内容

要旨

ジェンダー二元論の規範の中で、“女”や“男”の身体はどのように生き、抵抗してきただろうか。生物学的宿命論もバトラー流の幻想論も拒否して“女”の身体にこだわる。

目次

序章 性差を持つ身体の構築
第1章 性差の歴史学―女性史の再生のために
第2章 産むも地獄、産まぬも地獄の…
第3章 身体史の射程―あるいは、何のために身体を語るのか
第4章 女の解剖学―近代的身体の成立
第5章 フェミニズムと生物学―ヴィクトリア時代の性差論
第6章 男の性と生殖―男性身体の語り方
第7章 子殺しの論理と倫理―ヨーロッパ社会史をもとに
第8章 「堕ちた女たち」―虚構と実像
第9章 性の衛生学―ヴィクトリア朝の買売春と性病
第10章 美と健康という病―ジェンダーと身体管理のオブセッション

出版社
商品紹介

性差、生殖、美と健康など多様な視角から「女」の身体の歴史を追求し、生物学的身体の自明性を疑う。

著者紹介

荻野 美穂 (オギノ ミホ)  
1945年中国青島生まれ。1987年奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程中退。人文科学博士。現在、大阪大学大学院文学研究科助教授/女性史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)