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科学と表象 「病原菌」の歴史

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-8158-0727-6
4-8158-0727-2
税込価格 5,940円
頁数・縦 271,53P 22cm

商品内容

要旨

細菌学の成立とともに、その歴史も誕生した。「では細菌もそのとき誕生したのか」との問いに、どのように向き合うのか。本書は、四人の「父」それぞれの認識のみならず、その衝突と対立、いや孤立をすら思考し、そこに初めて浮かび上がる歴史の力を批判的に捉えた斬新な著作。

目次

細菌学の歴史と細菌学の知覚
第1部 前史とされたもの(フラカストロと伝染する病いのたね―「感覚できない極小の粒子」を見ること
レーウェンフックとアニマルキュール―「微生物との最初の接触」)
第2部 細菌学という制度的知覚の誕生(パストゥールと胚種―微生物学の誕生
コッホと細菌学的方法―対象の完成と歴史の始まり)

出版社
商品紹介

細菌学の歴史でも、細菌についての思想史でもなく、科学的対象そのものの生成と歴史の力を批判的に捉えた斬新な著作。

著者紹介

田中 祐理子 (タナカ ユリコ)  
1973年埼玉県に生まれる。2000年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、京都大学人文科学研究所助教、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)