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教養としての冤罪論

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-00-025941-5
4-00-025941-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 251P 19cm

商品内容

要旨

裁判員制度の導入によって市民が刑事裁判をする世の中になった。いかにしたら市民は誤判を避けることができるのか?元裁判官が冤罪を日常的感覚で認識することができる新たな方法論を開示。戦後の冤罪事件を通覧し、その特徴と発生メカニズムをイメージとしてわかりやすく提示する。

目次

序章 市民が有罪・無罪を決めるただ一つの方法
第1章 刑事裁判における証明とは何か
第2章 冤罪ライン1―犯人と第一発見者はどうやって区別するか
第3章 冤罪ライン2―被害者家族が犯人とされる悲劇はなぜ起きる
第4章 市民裁判の真実性の確保のために―冤罪の認識論と存在論
第5章 冤罪ライン3―毒殺のアポリア
第6章 冤罪ライン4―DNA鑑定は信頼できるか
第7章 冤罪を招く捜査の特徴とは何か―冤罪の権力論
第8章 冤罪ライン5―自白したから犯人と言えるか
第9章 冤罪ライン6―犯人の知人・友人が共犯者とされるとき
第10章 冤罪ライン7―第三者の証言の虚実をどう見抜くか
終章 市民の最終決断はいかになされるか―冤罪の正義論

出版社
商品紹介

市民は誤判を避けることができるのか?元裁判官が市民感覚で冤罪の本質をとらえる新たな方法論を提示する。

著者紹介

森 炎 (モリ ホノオ)  
1959年生まれ。東京大学法学部卒業。東京地裁、大阪地裁などの裁判官を経て、現在、弁護士(東京弁護士会所属)。裁判官時代には、官民交流で、最高裁から民間企業に派遣され、1年間、三井住友海上火災保険(株)に出向勤務した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)