• 本

連邦制の逆説? 効果的な統治制度か

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-7795-1105-9
4-7795-1105-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 318P 22cm

商品内容

要旨

連邦制は対立と分離をもたらす統治制度なのか。あるいは対立を解消し、統合をもたらすものなのか。統合と分離という二つのベクトルに注目しながら、現代におけるその意義を問う。過去から近年の連邦制国家や地方分権化を進めた国家の政治動向について比較研究を行い、それらがいかなる「連邦制の効果」を有していたのかについて検討した。

目次

連邦制は効果的な統治制度か
第1部 理論編(連邦制と民主主義―「連邦制の効果」についての比較研究に向けて
連邦制と民族紛争の計量分析―研究の進展と課題・展望
連邦共和国の形成―連邦主義とアメリカ革命
EUと連邦主義―フェデラル・ヨーロッパの行方)
第2部 事例編(ベルギーにおける多極共存型連邦制の効果―2014年の連立交渉を中心に
スペインにおける自治州国家制の導入とその効果
イギリスにおける連邦的解決をめぐる政治とスコットランド―安定か不均衡な連合の継続か
中央集権的な連邦制下の分権的政党―オーストリアにおける連邦制と州政治の変容
連邦国家か国家連合か―「複雑な生き物」オーストリア=ハンガリー
ロシアにおける連邦制の変容とその効果
ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける民族対立と連邦制―固定化された対立と国際社会の対応
マレーシアにおける一党優位体制とハイブリッドな連邦制
インドネシアの連邦制なき「世界一の地方分権化」
途上国での分権改革は難しいのか?―フィリピンの事例からの考察
カナダ連邦制と憲法秩序の再編―ケベック・ナショナリズムに与える効果
アメリカにおける連邦制の成立と発展―20世紀後半の都市コミュニティと福祉政策をめぐるその効果)

著者紹介

松尾 秀哉 (マツオ ヒデヤ)  
1965年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、北海学園大学法学部教授。ヨーロッパ政治、比較政治学専攻
近藤 康史 (コンドウ ヤスシ)  
1973年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、筑波大学人文社会系准教授。政治学・イギリス政治専攻
溝口 修平 (ミゾグチ シュウヘイ)  
1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、中京大学国際教養学部准教授。比較政治学、ロシア政治専攻
柳原 克行 (ヤナギハラ カツユキ)  
1971年生まれ。立命館大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、大同大学教養部人文社会教室准教授。政治学、カナダ政治専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)