• 本

世界のすべてのさよなら

出版社名 幻冬舎
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-344-03131-9
4-344-03131-8
税込価格 1,430円
頁数・縦 187P 19cm

商品内容

要旨

30歳になった同級生4人の物語。会社員としてまっとうに人生を切り拓こうとする悠。ダメ男に振り回されてばかりの翠。画家としての道を黙々と突き進む竜平。体を壊して人生の休み時間中の瑛一。悠の結婚をきっかけに、それぞれに変化が訪れて…。失われた時間と関係性を抱きしめながら、今日の次に明日が続く。

おすすめコメント

離れたくなかった。 失いたくなかった。 別れと後悔と痛みの先のストーリー。   <著者よりコメント> すごく仲がよかったけれど、今はもう会わなくなった人が何人かいます。<br>こちらから連絡をとるわけでもなく、日々の生活の中で、ときどき思い出す程度なのですが、いろんなことを共有できる仲だったからか、どこかでわだかまりが残っているのを感じていました。<br>この小説を書き出したのは、そんな過去のつながりを、どうにか肯定できないかという気持ちがあったからです。書き終わる頃に、井伏鱒二の「さよならだけが人生だ」という言葉を知り、偉大な先人たちも同じようなことを考えていたんだなと、心強く感じたのを覚えています。別れのさびしさを知っている人に読んでもらいたいです。

著者紹介

白岩 玄 (シライワ ゲン)  
1983年京都市生まれ。2004年『野ブタ。をプロデュース』で第四十一回文藝賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)