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バイリンガル・エキサイトメント

出版社名 岩波書店
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-00-061325-5
4-00-061325-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 220P 20cm

商品内容

要旨

多言語的高揚感がいざなう新しい日本文学論!東アジアと越境のことばを巡る閻連科、多和田葉子、温又柔との豪華な対談を収録。

目次

1 その直後の『万葉集』―三つの講演(その直後の『万葉集』
中国大陸、日本語として
新宿のlight)
2 多言語的高揚感―三つの対話(…は対話者)(大陸のただ中、世界の物語を探して…閻連科
危機の時代と「言葉の病」…多和田葉子
東アジアの時間と「私」…温又柔)
3 路地裏の光―島国と大陸をめぐる十五のエッセイ(奈良の京、ワシントンの涙
翻訳と創作
最後の下宿屋
書き言葉に宿る「表現」の力
古い日本語の「新しさ」
大和の空の下―わが師中西進
沈黙の後、生まれる表現―東北を旅した記憶
日本語と温泉
草原で耳にしたノーベル賞
スノビズムをやめよう
『アメリカ感情旅行』の声
清明上河図
黄河の南、方言の細道
日本人が創った家
新宿の部屋の「こころの玉手箱」)

おすすめコメント

3・11直後に万葉集の挽歌を想起する。東アジアや移民の問題を、閻連科、多和田葉子、温又柔と語りあう。

著者紹介

リービ 英雄 (リービ ヒデオ)  
作家、法政大学国際文化学部教授。1950年カリフォルニア生まれ。少年時代を台湾、香港で過ごし、67年に日本に初めて住む。プリンストン大学大学院博士課程修了後、プリンストン大学、スタンフォード大学で日本文学の教鞭を執る。82年万葉集の英訳により全米図書賞を受賞。89年から日本に定住。92年デビュー作『星条旗の聞こえない部屋』により西洋出身者として初めての日本文学作家となり、野間文芸新人賞を受賞。その後、9・11を題材にした『千々にくだけて』で大佛次郎賞、中国を題材にした『仮の水』で伊藤整文学賞、台湾を題材にした『模範郷』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)