• 本

支援のてまえで たこの木クラブと多摩の四〇年

出版社名 生活書院
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-86500-108-2
4-86500-108-5
税込価格 2,530円
頁数・縦 359P 19cm

商品内容

要旨

暮らしに根差しながらまずはかかわるところから始める、とはどのようなことか。ものすごい勢いで物事が変化していく支援の現場。発せられた言葉はあっという間に過去のものになり、日々更新されていく。でも、だからこそ、多摩の人たちが何をしようとしてきたのかを伝えたい。昔を懐かしむのでもなく、「いま」をそのまま切り取るのでもない、そうした記録を残したい。

目次

はじめに―たこの木クラブと多摩の前史
第1章 たこの木クラブと多摩の四〇年
第2章 支援は“やりとり”の連続に尽きる
第3章 子ども会から働く場へ―たこの木の三〇年、あしたやの二〇年
第4章 支援のその先へ―すいいち企画
第5章 諦めることを諦める―たこの木クラブのスタッフとしての一〇年間
第6章 介助を続けていく
特別付録 講演録 「重度の知的障がいのある人の一人暮らしを支える」

著者紹介

三井 さよ (ミツイ サヨ)  
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士(社会学))。法政大学社会学部教員。雑誌『支援』の編集委員
児玉 雄大 (コダマ タケヒロ)  
1970年生まれ。2015年から障害者の自立生活支援にたずさわる。現在は支援のかたわら、フリースペース「ヒビノクラシ舎」を運営。また、ケータリングユニット「カオスフーズ」のメンバーとしても活動
岩橋 誠治 (イワハシ セイジ)  
1963年生まれ。1987年9月、市民団体「たこの木クラブ」設立、同代表。2006年1月、居宅介護事業所「はてなのたね」設立。2008年7月、NPO法人『ねじり草』設立、同理事長。「障がいのあるなしに関わらず、誰もが地域で共に生きる」ことを願い、「子どもたちどうしの関係づくり」をめざすたこの木クラブを設立。子どもたちを切り分ける社会の課題を担う中で、今日では、成人した障がい当事者の生活全般に渡る支援を行っている
和田 幸子 (ワダ ユキコ)  
1949年生まれ。日本社会事業大学在学中に日本脳性マヒ者協会「青い芝の会」のメンバーと出会う。卒業後、保育士、たこの木クラブ専従などを経て、現在、NPO法人あしたや共働企画理事、パート職員。2019年より、知的障害のある女性二人の自立生活の支援を始める
横田 彰敏 (ヨコタ アキトシ)  
1967年生まれ。専修大学文学部国文学科卒業後、旅行添乗員、高校入試教材の訪問販売員、建築作業員、ホームヘルパーなどを転々とし、現在、たこの木クラブ職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)