• 本

対話篇

角川文庫 か50−21

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-04-109199-9
4-04-109199-3
税込価格 726円
頁数・縦 229P 15cm

商品内容

要旨

「彼女が死んだのは、僕のせいなんだ」親しい人が非業の死を遂げる。そんな数奇な宿命を背負った友人が僕に語ったのは、たった一度の運命の恋の物語だった―(「恋愛小説」)。余命わずかな大学生と友人Kによる復讐劇を描いた「永遠の円環」、脳の疾病を抱えた青年と老弁護士・鳥越が、過去の記憶をたぐりながら旅をする「花」。悲しみに沈む者たちが、対話を通じて光を見出してゆく全3篇。切なくも愛溢れる、珠玉の中篇集。

出版社・メーカーコメント

本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離してはいけない――。最初で最後の運命の恋、片思いの残酷な結末、薄れてゆく愛しい人の記憶。愛する者を失い、孤独に沈む者たちが語る切なくも希望に満ちた物語。真摯な対話を通して見出されてゆく真実の言葉を描いた中編集。

著者紹介

金城 一紀 (カネシロ カズキ)  
1968年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)