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未来救済宣言 グローバル危機を越えて

出版社名 白水社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-560-09456-3
4-560-09456-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 311,46P 19cm

商品内容

目次

序論 危機をチャンスに
第1部 不平等―深刻化する分断の克服(不平等の縮小
若者と老人の連帯
世界規模の貧困克服 ほか)
第2部 放置から関与に向けた介入(共存共栄の経済
よりよきビジネス
奉仕する政府 ほか)
第3部 協調の必要性―協力がなぜ共存共栄をもたらすか(政治とパワーシフト
包容力のあるグローバリゼーション
気候危機への対応 ほか)
結論 未来の経済―グローバル危機から、よりよき世界へ

出版社・メーカーコメント

サンデル激賞! 新自由主義への弔鐘 新型コロナのパンデミックは、もしそれが起こらなかったら、動き出すのに何十年もかかる流れをたった1年で創り出した。私たちを歴史の変曲点に導いたのだ。この歴史的契機を生かせば、1人ひとりの運命、人類を形づくる潮流を転換できる。 新自由主義を基礎とする現在の支配的な経済モデルは40年にわたり不平等の拡大、極度の貧困、環境破壊を生み出してきた。 しかし、パンデミックが新自由主義への弔鐘を打ち鳴らし、他者にリスクを転嫁する自由市場システムの限界を決定的に浮き彫りにした。民営化・規制緩和・労働組合への攻撃・減税・教育福祉予算削減の時代はようやく終わったのだ。 本書の白眉は、未来の鍵を握るのは中国だとしたところだ。アメリカが単独で世界的な事柄を決定することはもうない。新型コロナは、中国よりもアメリカの経済に大きな打撃を与えたのである。 著者は現在、オックスフォード大学教授(開発学)。これまで、欧州復興開発銀行、OECDで勤務経験があり、南部アフリカ開発銀行総裁、ネルソン・マンデラ大統領顧問、世銀副総裁なども歴任してきた実務家でもある。サンデル激賞の1冊!

著者紹介

ゴールディン,イアン (ゴールディン,イアン)   Goldin,Ian
1955年、南アフリカ生まれ。母国のケープタウン大学で学んだのち、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で修士号、オックスフォード大学で修士号と博士号を取得。欧州復興開発銀行主任エコノミスト、経済協力開発機構(OECD)開発センター研究責任者、南部アフリカ開発銀行総裁、南アフリカのネルソン・マンデラ大統領顧問、世界銀行開発政策ディレクター、世銀副総裁を歴任。現在、オックスフォード大学教授(グローバリゼーション/開発学)
矢野 修一 (ヤノ シュウイチ)  
1960年生まれ。京都大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士後期課程中退。京都大学博士(経済学)。現在、高崎経済大学経済学部教授。専攻は、世界経済論、開発経済論、アジア経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)