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一日三秋

出版社名 早川書房
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-15-210195-2
4-15-210195-4
税込価格 2,860円
頁数・縦 394P 20cm

商品内容

要旨

河南省延津には“花二娘”の言い伝えがある。花二娘はかれこれ三千年以上生きていて延津人の夢に現れて笑い話をせがむが、彼女を笑わせられない者は死んでしまうという。そのため人々はかならず笑い話を用意して眠る。そんな延津で、ある苦難を経験した父子がいた。喧嘩、離婚、裏切り、死―すべてが笑い話になるわけではない人生で、“笑い”が持つ力とは何か。花二娘に運命を翻弄される延津人の物語からユーモアの本質を問う、中国最高峰の茅盾賞受賞作家の最新作。

出版社・メーカーコメント

河南省の延津には、夢に現れて笑い話をせがむ花二娘の伝説があり、彼女を笑わせられない者は死んでしまうという。そんな延津で伝統劇『白蛇伝』を演じた三人の男女の運命が、花二娘の伝説と絡み合う。中国の茅盾文学賞作家が上質なユーモアで描く最新長篇

著者紹介

劉 震雲 (リュウ チェンユン)  
漢族、河南延津人、北京大学中文系卒。中国人民大学文学院教授。2011年に第七作目となる長篇小説『一句頂一万句』で中国文学界で最も栄誉がある賞の一つである茅盾文学賞を受賞。現在中国で、莫言、閻連科、余華などと並んで称される作家である。また、2018年には、フランス文化省よりフランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを授与されるなど、世界的にも評価の高い作家である
水野 衛子 (ミズノ エイコ)  
1958年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)