• 本

わたしにも、スターが殺せる

出版社名 幻冬舎
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-344-04106-6
4-344-04106-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 236P 19cm

商品内容

要旨

“正しい”が揺れ動いたこの3年間。あなたはどう感じ、どう行動しましたか?コロナ禍、SNSで不用意な発言をした2.5次元俳優・翔馬。“M”と名乗り彼を「アゲる」記事を書いていた平凡なこたつライター・真生は、その発言を捉えて彼を「叩く」方へ転じる。ファンの反発により“M”は炎上。しかし程なく流れは変わり、コロナに危機感を抱く世間が一斉に翔馬を叩き始め、スターは“殺された”。高揚感が抑えられない真生だったが、以前から“M”の正体が真生だと知る何者かに、自宅を晒される、怪文書が届けられるなど嫌がらせを受けていた。半同棲の恋人・春希と共にその犯人を突き止めようとするが、浮かび上がったのは意外な人物だった…!時代の気分を大きく左右したコロナ禍の大衆心理を生々しく炙り出す、一気読みサスペンス!

出版社・メーカーコメント

《エンタメは必要じゃないかな?》《誰か補償してくれるの?》コロナ禍、不用意な発言をしたスターをSNSで追い詰めるこたつライター。“殺される”のは、誰なのか? “自分”も加担していないと言えるのか?時代の気分を大きく左右したコロナ禍の大衆の心理を生々しく炙り出す、息もつかせぬサスペンス!コロナ禍、SNSで不用意な発言をした2.5次元俳優・翔馬。これまで【M】と名乗り彼を「上げる」記事を書いていた平凡なこたつライター・真生は、その発言を捉えて彼を「叩く」方へ転じる。彼のファンは大反発し、【M】を炎上させる。しかし程なく流れが変わり、コロナウイルスに危機感を抱く世間が、一斉に翔馬を叩き始め、スターは“殺された”。高揚感が抑えられない真生だったが、以前から【M】の正体が真生だと知る何者かに、自宅マンションを晒されたり、脅迫のような郵便物が届けられていた。半同棲の恋人・春希と共に嫌がらせの犯人を突き止めようとする真生だったが、浮かび上がったのは意外な人物だった……!

著者紹介

藤井 清美 (フジイ キヨミ)  
1971年徳島県生まれ。筑波大学卒業。脚本家・演出家・小説家。主な脚本作品に映画『るろうに剣心』『鳩の撃退法』、ドラマ『ウツボカズラの夢』『准教授・高槻彰良の推察』など。小説作品に『#ある朝殺人犯になっていた』『京大はんと甘いもん』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)