商品内容
| 要旨 |
複雑な宗教史を鮮やかに解き明かす、決定的書物の登場。下巻では、中世末期のキリスト教世界に花開いた、スコラ学から話が始まる。学問の隆盛は、従来の信仰を内破させる作用をももたらし、宗教改革の運動が勃発。その混乱を抑止するため、人工的な国家に主権を付与するという思想が提唱される。こうして誕生した主権国家という「新たな神」は、急速に成長し、近代の最強国アメリカを成立させる一方、ナチズムの惨劇をも生み出す。そして中東では、ユダヤ人国家が再建されるが、イスラム主義の抵抗を招き寄せる―。 |
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| 目次 |
第10講 スコラ学の発展―十二世紀ルネサンスからトマス・アクィナスまで |



出版社・メーカーコメント
そもそも宗教とは何かと問いつつ、一神教の歩みを辿る宗教思想史講義。スコラ学から、宗教改革、近代国家の形成、アメリカ合衆国成立、ナチズムの世界観、イスラム主義の興隆までを描く下巻。