• 本

縫い目のほつれた世界 小氷期から現代の気候変動にいたる文明の歴史

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-588-35237-9
4-588-35237-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 363,50P 19cm

商品内容

要旨

気候変動がもたらした混沌。16〜17世紀に世界を襲った寒冷化と、それに伴う飢饉、疫病、戦争―。生きようともがく人々の営みから、技術と社会の革新が生まれ、宗教と科学のせめぎ合いから、新たな文化と思想が開花した。近代への転換点となった“氷の時代”を描く一大歴史絵巻。

目次

プロローグ―冬景色
「神はわれらを見捨てられた」―ヨーロッパ、一五七〇〜一六〇〇年(逃亡の修道士
神の風と波と ほか)
鉄の時代(植物園
革命を呼ぶ地 ほか)
天界の光―彗星その他(賎民の迷妄
反キリスト者 ほか)
エピローグ―蜜蜂の寓話への補説(鳴禽と草鞋虫と珊瑚のように
自由と贅沢 ほか)

著者紹介

ブローム,フィリップ (ブローム,フィリップ)   Blom,Philipp
1970年、ハンブルク生まれ。歴史学博士。歴史家、作家、ジャーナリスト。翻訳家としては、英語の自著をドイツ語に訳しているほか、オペラ台本などの翻訳も手がける。著書多数。ほかに長編小説、新聞・雑誌の論説、ラジオ番組など、多方面で活躍し、環境、政治など現代の問題にも積極的に発言している。ベストセラー作家の一人で、グライム文学賞はじめ受賞歴も豊富
佐藤 正樹 (サトウ マサキ)  
1950年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。広島大学名誉教授。博士(文学)。ドイツ文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)