ルポ戦争トラウマ 日本兵たちの心の傷にいま向き合う
朝日新書 1007
出版社名 | 朝日新聞出版 |
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出版年月 | 2025年6月 |
ISBNコード |
978-4-02-295321-6
(4-02-295321-7) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 312P 18cm |
商品内容
要旨 |
父が死に、兄と何度もバンザイした。「あの人おらんから、ご飯食えるな。寝られるな」しかし、葬式で親戚から思いも寄らない話を聞いた。「戦争行くまでは、ええ人だったが」「ヒロポン中毒か何なのか、おかしくなった」会う人、会う人が、知らない父の姿を語った。戦後日本に現れた復員兵と家族の悲劇とは―。 |
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目次 |
序章 少年兵は幽霊になった |
出版社・メーカーコメント
戦後80年、元日本兵の子や孫がようやく語り始めたことがある。戦争トラウマだ。過酷で悲惨な戦場を経験した元兵士の多くが心を壊した。悪夢、酒浸り、家族への暴力……壊れた心が子や孫の心もむしばんでいく負の連鎖。隠された戦争の実相に迫る。【目次】序 章 少年兵は幽霊になった第1章 沖縄とベトナムが壊した人生第2章 トラウマの歴史と社会への影響第3章 父が家に持ち帰った心の傷第4章 第3世代が語る「戦争体験」第5章 何世代にもわたる負の連鎖第6章 市民が見た沖縄、原爆、大空襲第7章 日本軍が外国で残した爪痕